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【プロ野球】

筒香サヨナラ打 山田と1打点差

2016年8月14日 紙面から

DeNA−広島 10回裏1死一、二塁、サヨナラ打を放ったDeNA・筒香は、ナインの手荒い祝福を受ける=横浜スタジアムで(北田美和子撮影)

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◇DeNA2−1広島

 DeNAが今季6度目のサヨナラ勝ちを収めた。1−1の延長10回1死一、二塁で筒香が右翼線へ適時打を放ち、試合を決めた。3番手の須田が4勝目。広島は黒田が7イニング1失点と好投したが、打線が4安打に抑え込まれた。

     ◇

 主砲が決めた。DeNA・筒香だ。延長10回1死一、二塁。追い込まれながら、真ん中高めの甘いフォークに反応。鋭い打球は右前に弾むサヨナラ打となった。「勝てたことがうれしい。CSではなく、優勝を目指している」。首位・広島を倒す殊勲打。お立ち台で満員のファンに叫んだ。

 「僕が黒田さんの前にチャンスをつぶしていた、何としてもかえそうと思った」。黒田の前に、3打席連続三振を喫していた。初回は2死二塁、6回は1死一、三塁の好機。いずれの場面もハマスタのボルテージは最高潮に達したが、筒香のバットから快音が響くことはなかった。まさに汚名返上の一撃。接戦に終止符を打つべく、最後に全身全霊を込めて振り抜いた。

 これで今季は83打点。登録抹消中でリーグトップのヤクルト・山田にあと1に迫り、本塁打、打点の二冠でトップに立つのは時間の問題だ。

 この試合で通算1000試合出場を達成した石川から、ペットボトルの水をかけられて祝福された。「石川さんが1000試合達成した試合で勝ててよかった。石川さんが積み上げた素晴らしいもの」。サヨナラ打は尊敬する先輩にもささげた。 (鈴木創太)

 

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