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【プロ野球】

巨人3連敗、大竹寛2失点降板 ギャレットの18号ソロのみ

2016年8月14日 紙面から

ヤクルト−巨人 先発した巨人・大竹寛=神宮球場で(久野功撮影)

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◇ヤクルト2−1巨人

 ヤクルトが競り勝って4連勝を飾った。2回に西田の7号ソロで先制し、4回にも加点した。山中は緩急を巧みに操り、7イニングをソロによる1失点のみで5勝目。巨人は大竹寛が5月26日以来の黒星。打線もつながらず3連敗となった。

     ◇

 勢いがパタリと止まった。由伸巨人が急停止の3連敗だ。坂本−阿部−村田と並ぶ中軸が、トリオを結成して初の無安打。鬼門の神宮で6連敗となった高橋監督は必死に感情を抑え、クラブハウスへの道程を歩いた。

 「いつもいつも、年がら年中、打てるものでもない。今まで随分、打ってきたわけだから。打てない日ばかり、彼らのせいにはできない」

 コイ猛追の象徴とも言えた新クリーンアップが不発。1回1死二塁の先制機でも、6回1死一、二塁の反撃機でも、坂本と阿部が倒れた。5番の村田を含めて3人で12打席無安打。ギャレットのソロによる1点で勝つのは厳しかった。

 DeNAとヤクルトを相手に痛恨の3連敗。好調だった攻撃陣に陰りが見え始めてきた。新打線を組んだ7月24日から連敗が始まる前の8月10日までの間、坂本は48打数25安打、阿部は50打数18安打、村田は52打数20安打と暴れた。その軸が崩れると同時に3戦連続の1点差負け。投打のバランスにも、乱れが生じてきた。

 首位広島も敗れ、6・5差を保ったのがせめてもの救い。しかし、ここからの道が険しい。苦しい局面を打開することこそ、主軸の仕事だ。主将の坂本は「こういうときもある。切り替えて頑張ります」と短い言葉を残した。これ以上の停滞はV逸に直結する。 (井上学)

 

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