「スマスマ」「ぷっすま」「スマステ」…グループ名つく番組は年内消滅へ
2016年8月14日5時0分 スポーツ報知
国民的アイドルの解散が明らかになったことで、放送・広告業界も大混乱に陥ることは必至だ。まずはテレビ・ラジオ番組。10月改編は内々ですでに終わっているため、打ち切りやタイトル変更などの決断を下すのは1月期以降。それでもテレビ朝日系「SmaSTATION!」「『ぷっ』すま」、フジテレビ系「おじゃMAP!」などグループ名が冠につくものは消滅することになるとみられ、各局ともに週明けからスポンサーとの調整などに追われることになる。
放送20周年を迎えたフジ系「SMAP×SMAP」も年内での打ち切りが濃厚。もっとも長いレギュラー番組で、今年1月の生謝罪など、メンバー間での出来事の際には必ずこの番組を通して発信してきたことから、スマスマが5人の姿が見られる“最後の舞台”になることも考えられる。
CMはすでに、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンなど5人で出演していた企業の契約は終了している。今後は、ソロで出演中のCMについての契約期間の見直しが、広告代理店を通じて始まる。5人は不祥事を起こしたわけではないが、イメージ優先の企業にとって、「SMAP」というブランドを失ったことは少なからず影響するだろう。
レコードの専属契約を結ぶビクターにも大打撃だ。シングルリリースは15年9月の「Otherside/愛が止まるまでは」が最後で、今後新曲を出すことはない。解散が発表されたことで、25周年のベスト盤などのリリースが濃厚だ。
昨年10月から応援サポーターを務めていた2020年の東京パラリンピックも、すでに辞退する意向を伝えているという。香取慎吾がサポートセンターに寄贈した壁画の行方や後任探しなども含めて、関係者は決断を迫られることになる。
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