数日前、ASUSはポケモンGOをダウンロード出来ないZenFoneユーザーに向けて、公式ページでアプリの配布および強制インストール方法を紹介するサービスを提供しました。そのかいあってか、現在はGoogle PlayでZenFone向けにポケモンGOの正式対応が始まり、当該ページも対応機種や『ボケモンGO』の遊び方リンク集に差し替えられています。
こうしたユーザーの声に耳を傾けたのか、ASUSは「ZenFoneでポケモンGOを遊べるようにする方法と、ASUS端末の対応リスト」なる公式ページを開設し(リンク先はInternet Archiveのキャッシュ)、そこでポケモンGOのAPK(アプリのパッケージ)ファイルを配布。Google Playを経由しない他社のAPK、いわゆる野良APKを企業が"公式に"提供するのは極めて珍しいことです。
さらに公式ページでは、端末のセキュリティ設定で「提供元不明のアプリのインストールを許可する」よう指示。位置情報取得などアプリからの要請を許可することや強制インストール方法を手ほどきし、「これでポケモンGOが外で遊べますよ」と締めくくり。実際、筆者もAPKをダウンロードできました(バージョンは0.33.0)。
前代未聞の「公式サービス」は現在では終了し、同ページも差し替え済み。独自にAPKを配布していた件についての説明はなく、Google Playでの正式対応が始まったこと、地域によりリリース時期に差があること、対応機種や遊び方の手引になるサイトへのリンク集が掲載されています。
ASUSの思い切ったやり方がナイアンテックに対応を促したのか、水面下での動きは不明ですが、幸せになれるZenFone人口が増えたことは間違いなさそうです。