アイス食べすぎ? 「夏太り」経験した人は4割

アイス食べすぎ? 「夏太り」経験した人は4割
k10010634551_201608140645_201608140823.mp4
夏の暑い時期に太ってしまう、いわゆる「夏太り」を経験した人が4割に上ることが、民間会社の調査で分かり、専門家は、「暑さのため、運動不足や、甘い食べ物や飲み物をとりがちになることが原因ではないか」と指摘しています。
この調査は、民間のマーケティング会社が7月インターネットを通じて行ったもので、20歳から69歳までの男女1000人から回答を得ました。それによりますと、「実際に夏に太った経験がある」と答えた人は41.6%に上りました。
このうち、4人に3人が、ほかの季節に比べて「運動しない」、「どちらかというと運動しない」と答えていて、その理由を複数回答で尋ねたところ、「暑いから」が71.4%、「汗をかくから」が41.7%、「熱中症になるから」が27.8%でした。
一方、ほかの季節に比べ、よく食べたり飲んだりしているものを複数回答で聞いたところ、「そうめんなどの冷たい麺類」が76.7%、「アイスクリームなどの冷たく甘いデザート」が61.8%、「清涼飲料水」と「ビールなどのアルコール類」がそれぞれ39.2%と、糖質の高い食べ物や飲み物が増えています。
調査を分析した管理栄養士の麻生れいみさんは「夏は体温と外気温との差が小さくなり、36度の平熱を保つエネルギーが少なくて済むため、むしろ代謝は悪くなる。夏太りは生活習慣病につながるので、朝晩の涼しい時間に運動をするなど生活を見直してほしい」と指摘しています。

「ついついビール飲む」「アイス毎日食べる」

夏の食事や生活習慣について東京・渋谷で聞いたところ、会社員の男性は「暑いのでついついビールを飲んでしまう。ふだんは休日に野球をしているが、夏は練習を止めてしまい、運動しなくなっている」と話していました。また、「冷たいアイスを毎日食べている」とか、「水分を取ろうと、ジュースを多く飲んでしまう」と話す女性もいました。