下司佳代子
2016年8月14日02時31分
広島、長崎での平和式典参列のため来日した国連のキム・ウォンス軍縮担当上級代表(事務次長)が9日までに、朝日新聞の取材に応じた。5月に現職の米大統領として初めて広島を訪れたオバマ大統領について「核軍縮への関心の高さを示す象徴的な訪問。具体的に行動し、国際社会を勢いづけてほしい」と語った。
オバマ氏の広島訪問後、核軍縮に向けた米国のさらなる具体的な行動については「まだ見えない」と指摘。米国が批准せず未発効のままの包括的核実験禁止条約(CTBT)が今年で採択から20年になることに触れ、「オバマ氏が退任前にできることはたくさんある。大きな進歩はありうる」と期待を込めた。
北朝鮮が核実験や弾道ミサイルの発射を繰り返していることについては、非核化について話し合う6者協議のメンバー国の役割を強調。「朝鮮半島の緊張緩和の道を見つけ、非核化を図るため(北朝鮮を除く)5カ国が努力すべきだ」と話した。
核兵器の法的禁止をめぐり、ス…
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朝日新聞国際報道部
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