広島でのオバマ演説「謝罪ない」

カストロ前議長が批判

画像キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長(AP=共同) 【リオデジャネイロ共同】キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長は13日に迎える自身の90歳の誕生日を前に共産党機関紙にコラムを寄せ、5月に広島を訪問したオバマ米大統領の演説は「何十万もの広島の人々を殺害したことへの謝罪がなかった」と非難した。コラムは12日付。

 前議長はオバマ氏の演説は「高潔でなかった」と切り捨て、米国は原爆の威力を知りながら広島と長崎に投下しており「犯罪行為だ」と批判。「どんな大国でも多くの人命を奪う権利はない」と強調、「平和を守るため努力し続けなくてはいけない」と呼び掛けた。

 前議長は同じコラムで家族との思い出を語った。

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