ひろゆき「デマを流すのは頭が悪くて、ネット上で注目を浴びることに喜びを感じちゃう人」

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― ひろゆきのネット炎上観察記 ―

【ネットで嘘拡散し逮捕に、「逮捕はやりすぎ」の声】

「地震で動物園のライオンが逃げた」。そんな内容のデマを熊本地震の発生直後にツイッター上へ投稿した20歳の男が逮捕された。この投稿により、熊本市動植物園では、投稿直後から100件以上の問い合わせが寄せられるなど、業務に支障が起きていた。ネット上では逮捕に納得の声がある一方、「これで逮捕されたらネタも書けない」など批判的な声もあった。

◆頭の悪い人は文字を読まないし、コラムで助言しても無駄ですね。。。

 最近はネット上で爆破予告とか殺人予告とかをして逮捕されることに驚かなくなったと思うんですけど、ネット上でデマを流せば、実行しなくても警察や警備員が動いたり、近隣の人が逃げたりと社会はいろいろな迷惑を被るので当然逮捕されてしまうわけです。

 んで、今回も嘘ツイートを写真付きで投稿した男性が逮捕されたわけですけど、迷惑をかけたので「逮捕されて当然」とか「逮捕はデマを流す抑止力になる」とか冷静な意見もあったりする半面、「こんなんで逮捕されるのか?」的な感じで納得できない人がそこそこいるみたいです。

 たしかに東日本大震災のときにサーバーの下敷きになって血だらけで動けないとツイートした人が逮捕されなかったってな話もあるんですが、今回と違って、警察が動いたり、避難する人が出なかったことと、被害届を出す人がいなかったのが大きいんじゃないのかと思うのですね。

 どちらにせよ、デマを流すのは頭が悪くてネット上で注目を浴びることに喜びを感じちゃう人なので、普通の人がやらないようなことをやって目立とうとするんですけど、頭が悪いだけに一線を越えちゃうし、過去にデマを流して逮捕された事件とかも知らなかったりするので、同じようなことをやらかして逮捕されて、人生ハードモードに入っちゃったりするわけです。ちなみに、今回逮捕された人は、ちょうど20歳だったので、数か月前だったら未成年で実名報道もされなかったんですけどね。。。

 ってことで、ツイッターのフォロワーとかリツイート数が増えても、生活する上ではメリットもないので、そのためにリスクを負うとか、頭が悪い行為はやめたほうがいいですよ、というアドバイス的なことを書いてみました。けど、こういう文字だけのコラムとか頭の悪い人は読まなそうだし、ここで書いてもしょうがないよなぁ、、、と。「頭の悪い人がなぜ犯罪をするのだろう?」ってのと一緒で、ネットでデマが流布されるのは頭が悪い人が原因だったりするので、デマを減らすには教育に地道にお金かけるしかないんじゃないかと思ったりする今日このごろです。。。

※1 殺人予告
筆者は過去に何度も殺人予告をされており、その関係からイベント出演時の2日間、SPのように警察が護衛についていたこともあるのだとか

※2 迷惑をかけた
今回のデマにより、熊本市動植物園が獣舎などの点検がスムーズに行えなかっただけでなく、警察にも「ライオンが逃げているので避難できない」といった相談が相次いだ

※3 逮捕されなかった
東日本大震災発生時、某IT企業に勤務する男性が「サーバーが倒れ下敷きになった。血が出て動けない」といった嘘をツイート。その後、嘘であることを告白したことで、大炎上。逮捕にはいたらなかったものの問題視され、男性は自主退社名目で社を去ることになった

※4 頭の悪い人
筆者いわく「こういう(デマを流して注目されたい)ことをやる精神性の人の人数は昔から変わってないんじゃないかと。ネットが出てきたことで、単純に可視化されやすくなっただけなんじゃないんですかね?」

【西村博之】
39歳。元ニコニコ&2ちゃんねるの管理人で、’15年に米国の掲示板サイト『4chan』の管理人に就任。基本フランス在住、たまに日本、ときどき他国。「オーストラリアと似て紛らわしいってことで、オーストリーと呼ぶ運動があったけど失敗に終わったオーストリアが52か国目の訪問先となりました」

撮影/根田拓也
※「ひろゆきのネット炎上観察記」は週刊SPA!にて好評連載中