山陽道の2人死亡事故 無理な運転指示した疑いで逮捕状

山陽道の2人死亡事故 無理な運転指示した疑いで逮捕状
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ことし3月、広島県東広島市の山陽自動車道のトンネルで、車の列にトラックが突っ込み2人が死亡した事故で、警察はトラックの運転手に十分な休息を与えずに無理な運転を指示していた疑いがあるとして、運送会社の運行管理者の逮捕状を取りました。警察は勤務管理の実態についてさらに調べることにしています。
ことし3月、東広島市の山陽自動車道のトンネルで、渋滞中の車の列にトラックが突っ込み2人が死亡した事故では、トラックを運転していた埼玉県越谷市の会社員、皆見成導被告(33)が過失運転致死傷と道路交通法違反の過労運転の罪で起訴されています。
警察は勤務先の埼玉県川口市の運送会社「ゴーイチマルエキスライン」を捜索し、押収した勤務記録などの捜査を進めていて、その結果、皆見被告は事故までのおよそ2か月間で休みが3日間しかなかったことがわかったということです。
このため警察は、十分な休息を与えずに無理な運転を指示していた疑いがあるとして、道路交通法違反の過労運転下命の疑いで会社の運行管理者の逮捕状を取りました。
警察は近く逮捕する方針で、勤務管理の実態についてさらに調べることにしています。