【日本の解き方】尖閣の中国船は手続き踏んで拿捕すればいい 射爆撃場の米軍使用も有効策だ (1/2ページ)

2016.08.13

沖縄県・尖閣諸島周辺の接続水域を航行する中国公船(第11管区海上保安本部提供)
沖縄県・尖閣諸島周辺の接続水域を航行する中国公船(第11管区海上保安本部提供)【拡大】

 沖縄県の尖閣諸島周辺を中国海警局の公船や漁船が大量に航行した。これに対し外務省は猛烈な抗議を行った。このように尖閣諸島周辺に大量の中国漁船等が押し寄せたのは、1978年4月以来とみられ、極めて異例の事態だ。

 尖閣諸島が日本固有の領土であることは、歴史的にも国際法上も明らかであり、現にわが国は有効に支配している。このため、尖閣諸島をめぐって解決しなければならない領有権の問題はそもそも存在しない。

 中国政府は、1895年の尖閣諸島の日本領への編入から1970年代に至るまで、日本による尖閣諸島に対する有効な支配について一切の異議を唱えていなかった。この間、尖閣諸島は、中国共産党の機関紙や中国の地図の中で、日本の領土として扱われてきた。

 こうした歴史的事実があるにもかかわらず、中国海軍の軍艦や中国海警局の公船、そして漁船が一体化して尖閣諸島周辺に侵入してくる。

 一般に、中国海軍の軍艦が中心となり、その外側が中国海警局、一番外側が漁船となっている。これを「キャベツ構造」という人もいる。

 実際、尖閣の北方100キロには常に中国海軍の軍艦がいる。中国海警局の公船は漁船を引き連れて、尖閣周辺に侵入してくるが、それらを中国海軍の軍艦が常時護衛しているのだ。

 ここで、注意しなければいけないのは、中国漁船である。日本のような純粋な漁民による漁船ではなく、射撃などの軍事訓練を受けた漁民であり、中国当局や中国海軍の意向で動く「民兵」の一種である。この民兵の正確な数はわからないが、従来から中国で行われてきた手法である。

 

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