12月31日解散 事務所には全員残留
人気アイドルグループのSMAPが12月31日をもって解散することが13日、分かった。グループは解散するが、メンバーの中居正広さん(43)、木村拓哉さん(43)、稲垣吾郎さん(42)、草なぎ剛さん(42)、香取慎吾さん(39)の5人はジャニーズ事務所に残留する。
関係者によると、所属事務所は、今年初めの解散騒動以降、半年以上かけて、メンバーと協議を続け、音楽番組への出演や今年20周年となるフジテレビ「SMAP×SMAP」とデビュー25周年を記念したイベントを提案した。しかし、一部のメンバーから異論の声が上がり7月の音楽特番への出演を辞退した経緯もあるという。
所属事務所は、グループ活動をしばらく休むことも前向きに検討するよう促したが、一部のメンバーから「休むより解散したい」との意見があり、苦渋の決断を迫られたとしている。全員一致の意見ではないものの、メンバーの中に解散したいとの意向がある限り、グループでの活動は難しいと判断。今年いっぱいでのSMAPの解散を承認した。
SMAPを巡っては、昨年1月に一部週刊誌が掲載したメリー喜多川副社長のインタビュー記事で、メリー副社長の娘の藤島ジュリー景子副社長と、「SMAP育ての親」とされる女性マネジャーの確執が公となった。マネジャーはその後、SMAP独立を模索し、リーダーの中居さん、稲垣さん、草なぎさん、香取さんの4人が同調したが、木村さんは事務所あってのグループとの見解で、残留の意向を示していた。
今年初めに解散騒動が持ち上がると、1月18日放送のフジテレビのバラエティー番組「SMAP×SMAP」にメンバー全員が緊急生出演して謝罪し、「何があっても前を見て進みたい」と今後もグループとして活動を続けていく方針を明らかにしていた。