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【米大統領選】
クリントン氏に勝てる? 討論会で本選が議題に
【ワシントン=加納宏幸】米大統領選の共和党候補指名争いで3日、ミシガン州デトロイトで討論会が開かれ、民主党の指名に近付くクリントン前国務長官に11月の本選で勝てる候補は誰かが議題になった。
米政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」の最近の世論調査の平均値では、クリントン氏と戦った場合の支持率としては、トランプ氏は3.4ポイント差で劣勢。ケーシック・オハイオ州知事は7.4ポイント、ルビオ上院議員は5ポイント、クルーズ上院議員は1.5ポイントそれぞれ上回っていた。
ルビオ氏は討論会で「トランプ氏が指名を受けたら共和党は負ける」と断言。トランプ氏は「クリントン氏を負かすことができるのは私だけだ」と反論した。
クルーズ氏はトランプ氏がクリントン氏に過去10回、献金し、うち4回は2008年大統領選の際だと暴露。「討論会でクリントン氏に『大統領にふさわしくない』といえるのか」と問いかけた。トランプ氏は「(献金は)ビジネスのためだった」と答えた。
それでも、トランプ氏が指名を得た場合、他の3候補とも同氏を支持すると表明。トランプ氏も他候補を支持すると述べた。
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