シリアの少数民族クルド人の武装組織を中心とする「シリア民主軍」(SDF)は12日、過激派組織「イスラム国」(IS)が支配してきた同国北部マンビジュを制圧したと発表した。同地をトルコからの戦闘員や武器、食料の補給拠点にしてきたISにとっては大打撃だ。
米軍主導の有志連合は空爆でSDFを支援した。両者は続いてISが首都と称するラッカ攻略を本格化させる構えだ。
マンビジュはトルコ国境の南約30キロにある交通の要衝。ラッカへは約140キロ。ISの前身組織が2014年初めに同地を制圧して以来、ここを拠点にトルコから外国人戦闘員や武器、食料を調達してきた。
SDFは5月末にマンビジュ攻…
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朝日新聞国際報道部
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