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 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に隣接する沖縄国際大に2004年8月、米軍ヘリが墜落してから12年となった13日、市内各地で同飛行場の返還を求める集会が開かれた。

 事故の火災で焼けた樹木が当時のまま保存されている大学本館前では、大学主催の集会があり、教職員や学生らが参加。前津栄健学長は「危険この上ない普天間飛行場を即時閉鎖し撤去することを、あらためて日米両政府に要求する」とする声明を読み上げた。

 飛行場ゲート付近では平和団体が集会を開催。事故当時の宜野湾市長で、7月の参院選で初当選した伊波洋一参院議員は「いつヘリが落ちてもおかしくない状況が続いているのに、日本政府はそれを容認している」と批判した。その後、参加者たちは「日米は普天間を返せ」と訴えながら周辺をデモ行進した。(上遠野郷)