真夏のストリートは暑い。
汗が噴き出す。
ナンパのスイッチをパチンと入れるも、汗が気になり声掛けモードに入れない。
有楽町駅から銀座駅まで地下道を移動するだけで疲れを感じる。
1時間で美女とカフェへ行くという自分との約束を果たせるのか。
正直、不安で緊張してる。
ソニービルの地下道で初声掛け。
いつもの場所は、背中を押してくれる。
水色のトップスがよく似合うOL。
人懐っこいけど、彼女は仕事モードを崩さない。
自分もスイッチが入りきらない。
どうしたんだ。
放流して地上へ出る。
銀座の街は浮ついてる。
中国人、観光客、カメラマン。
取り繕ってるけど、どこかズレてる。
風がぬるい。
再度、ソニービルへ。
身嗜みを整える。
ホームホワイトニング。
ヒゲ脱毛。
呼吸法。
この日のためにやってきた。
全身鏡で姿勢チェック。
気合を入れ直す。
地下道へ出る。
美女だ。
声掛けする。
彼女は友達と待ち合わせしてるらしい。
食いつきはあまりない。
世間話を積み重ねる。
作曲家志望の女の子。
夢を語ってるうちに和んできたのかもしれない。
時間が迫りカフェまで行けない。
電話番号を交換する。
エンジンかかってきた。
地上へ出る。
銀座中央通りを行く。
三越、ティファニー、郵便局、アンテナショップ。
カオスだ。
一瞬、時が止まる。
軽快な歩様の美女。
声掛け。
心拍数上がる。
会話はテンポ良く進む。
カフェへ連れ出す。
彼女は何に興味を抱いてるのか?
自分のスペックには関心高くなさそうだ。
彼女を主体に会話を進め、恋愛話へシフトする。
「男を見る目が無い!?」
刺さった!
「それは何でかっていうと自分に正直じゃないからなんだよ!」
外した。。
また会う約束するも挽回は難しいだろう。
1時間が過ぎた。
タイムアップ。
結果は3人に声掛けし、2人と電話番号を交換、1人をカフェへ連れ出した。
目標を一応クリアしたが、達成感は無い。
問題は和み切れなかった点にある。
興味をどう探り、掴むか。
美女への探求は続く。