「いつも好きになる人がダメ男だった」「なぜかダメ男ばかりに好かれる」そんな、不思議とダメ男を引き寄せてしまう女性がいます。
そのような女性に話を聞くと「ダメなところもあるけどいいところもある、彼には私がいなくちゃダメなんだよね」って彼をかばうこともしばしばです。
ダメな男とはわかってはいるのに、離れられない・惹かれてしまう、という女性の心理はどのようになっているのでしょうか。もしかすると「共依存」に陥っている可能性があります。
今日は「共依存恋愛」について書きたいと思います。ぜひこの機会に知識として知ってきただき、共依存恋愛にならないような幸せな恋愛を楽しんでもらえればと思います。
共依存とは?
そもそも共依存とは何でしょうか。
ウィキペディアでは以下のように説明されています。
共依存(きょういそん、きょういぞん、英語: Co-dependency)とは、自分と特定の相手がその関係性に過剰に依存しており、その人間関係に囚われている関係への嗜癖状態(アディクション)を指す。 すなわち「人を世話・介護することへの依存」「愛情という名の支配」である。
例えば、暴力をふるう夫とそれに耐える妻の関係、ギャンブル依存者の借金を穴埋めする家族、支配的な親と愛情を受けたい子供の関係、相手から愛されることが目的となっている恋愛関係などがある。この観点から、自立できない子供のパーソナリティ障害・恋愛における自己愛的な障害・ストックホルム症候群にまで共依存の概念が検討され、使用されるようになっている。
つまり、簡単に説明すると「共に依存している関係」です。
恋愛における共依存とは?
恋愛における共依存の特徴としては、以下のような項目が当てはまると共依存の関係になりやすい可能性が考えられます。
・彼がいないと生きていけない。
・彼には私が必要だと思っている。
・彼に認めてもらいと常に思っている。
・彼がいないと自分の存在価値を見いだせない。
・彼の面倒をあれもこれも見たがる。
・自分のことよりも相手を優先する。
・お願いされると断れない。
このようなことが顕著に当てはまるようでしたら、もしかすると恋愛共依存になっている可能性が高いといえるので要注意です。
共依存の人がダメ男を好きになる理由
必要とされることを必要とする
まず、世間一般的に言われるダメ男の特徴として、「極度のアルコール依存の人」「ギャンブル依存症の人」「仕事や金銭面で問題を抱えている人」「譲渡不安定な人」「女性に暴言・暴力を振るう人」などです。
共依存の女性からすると、このようなダメ男は頭では「ダメな男で関わると良くない」とわかっていはいても、自分が尽くすことで救いがいのあるところに惹かれてしまうのです。つまり、ダメ男の存在に惹かれるというよりは、救いがいのある人を相手として選ぶ傾向があるのです。
なぜなら、ダメな相手を救うことで自分の存在価値が高まるからです。「他人が自分を必要とする=自分は生きている価値がある」という考えが根底にあるのが理由です。
実はダメ男にしているのは自分だった?
共依存型の女性はダメ男に惹かれやすいという傾向があると書きましたが、一般男性をダメ男にしているパターンもあります。またダメ男のことを「応援している」と言いながらも実は「足を引っ張っている」可能性があるのです。
なぜ、そのようなことが起きるのでしょうか?
それは「私は彼に尽くすことで必要とされている」ということが根底にあるからです。彼がダメ男じゃなくなって立派な男性になれば、自分がいなくてもいいと自分の存在価値が見いだせなくなってしまうのです。
相手を応援する素振りを見せながら、足を引っ張ってしまうパターンがあるのも事実です。
さいごに、共依存から抜け出すには?
まず共依存になりやすい人の特徴としては、「自己肯定感が低い」「自分のことを愛せない」「存在価値を他者に求める」「自分の価値を自分で認められない」という傾向があります。つまり、自分を犠牲にしてまでも彼氏など身近な人の好意を得ようとするのです。
共依存恋愛から克服するために以下の様なことを意識するようにしましょう。
・自分が共依存症だと自覚する。
・自分を愛してあげる。
・自分の存在を自分で認めてあげる。
・自分の恋愛パターンと向き合い、繰り返さない。
・恋愛以外に夢中になる趣味を見つける。
やっかいなことに共依存の関係はお互いの生活に深く入り込んできます。気づいた時には抜けだすのが困難…という可能性すらあります。まずは、自分のこと認めてあげてください。