人生で一番大きな買い物を済ませたら、ほっとしてタガが緩んでしまった!なんてことはありませんか?
ほっとしている場合ではありません。早速ローンの支払いが始まり、固定資産税と都市計画税の請求、そして家のメンテナンスのための費用が必要になってきます。
固定資産税と都市計画税の請求が毎年ある
家を購入した後は、毎月・ボーナス時のローンの支払いのほか、年1回の固定資産税と都市計画税の請求があります。
例えば、4000万円の新築一戸建てを購入した場合の1年目の固定資産税と都市計画税の請求額は、おおよそ11万円ぐらいになります。新築後3年(条件によっては5年)間は軽減措置で半額になっているので、その期間を過ぎるとこの金額が倍になるので注意が必要です。
ただし、木造の戸建て住宅は経年劣化により減価償却されていくので、年々請求額は下がっていきます。
家や設備は必ず劣化するので修繕が必用
長く住んでいるとどうしても、様々な設備が劣化していきます。それらの修理をするのも、修理時期や内容を決めるのも全て自分です。
マンションの場合は修繕積立金が自動的に徴収され、管理組合が中心となって工事を全て取り仕切ってくれるのでお任せで済みますが、一戸建ての場合は、自分で全てを管理するという大きな責任がのしかかってきます。
一戸建ての場合に必要な修繕箇所
多少古くなっても、戸建てなら住もうと思えばいつまででも住めると思っていませんか?屋根、外壁など、特に屋外の設備は年々劣化が進み、放置すると雨水が屋内に浸み込んでくる事態になってしまいます。そうなると、大がかりな高額の工事を行わなければなりません。
こまめにメンテナンスを行うことで、長く快適に暮らすことができます。
| 項目 | 修繕時期 | 金額(目安) |
| 屋根・外壁の洗浄 | 10年 | 20万~50万円 |
| 外壁の塗装 | 15年 | 80万~100万円 |
| 床下シロアリ駆除 | 15年 | 1坪あたり1万円前後 |
| ベランダ・屋根などの防水加工 | 15年 | 100万前後 |
修繕工事のための予算を確保しておくことが大事
自宅の修繕工事には、思いのほか高額の費用がかかります。雨漏りするようになって、いきなり屋根の張り替えに100万なんていうことも。
マンションの修繕積立金にならって、毎月一定額を積み立て、余裕があるときはまとまった金額を貯金するといった方法で自宅メンテナンスのための予算を用意しておくとよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?一戸建て住宅を購入した場合の維持費についてご紹介しました。
住宅の様々な設備について全て自分で管理するのはとても大変です。信頼できる工務店と定期的にコミュニケーションを取り、メンテナンスについてこまめに相談したりアドバイスをもらえるようにしておくと安心です。