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【ゴルフ】

渡辺彩香、リオのうっぷん晴らすぞ

2016年8月13日 紙面から

第1日、18番でホールアウトし声援に応える渡辺彩香=長野・軽井沢72ゴルフで(神代雅夫撮影)

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◇NEC軽井沢72トーナメント<第1日>

 ▽12日、長野県北佐久郡軽井沢町・軽井沢72G北C(6614ヤード、パー72)▽曇り、22・1度、東3・4メートル▽賞金総額8000万円、優勝1440万円▽108選手(うちアマ2人)▽観衆4160人

 リオ五輪代表の座を惜しくも逃した渡辺彩香(22)=大東建託=がうっぷんを晴らすように8バーディー、2ボギーの66をマーク。韓国の李知姫(イ・チヒ)と並び6アンダーで首位発進した。昨年2日目に16番でアルバトロスも達成しているゲンのいい大会だ。1打差の5アンダー、3位に青木瀬令奈(23)=三和シヤッター工業、4アンダーの4位にアマチュアの小祝さくら(18)=北海道・飛鳥未来高3年=ら5人が続いている。

 オリンピックで歓喜する者の後ろには、その場にたどり着けず悔し泣きした者がいる。リオ五輪女子ゴルフ日本代表決定時に悔し涙を流したのは、渡辺だ。代表決定前最後の試合となった7月の全米女子オープン、最終日最終ホールでダブルボギー。パー5の3打目を池に打ち込み、大山志保に代表の座を譲った。

 「悔しい思いは…もうないですね。オリンピック中継を見てると、自分もあそこへ行けてたかもとは思うけれど。だから2020年の東京で必ず、という気持ちです」。今大会の会場と次週のCATレディースの大箱根CC(神奈川)は、飛ばし屋有利と言われることもあり「大好き」。「今週も来週もリオ五輪に行ってたら出場できなかった試合。その分、優勝したい気持ちはあります」と心の中は燃えている。

 2番パー5で残り100ヤードの第3打をピンそば30センチにつけてバーディーを先行させ、9番は3パットでボギーにしたものの、10番からは怒りの3連続バーディー。合計8バーディーを量産。「9番のボギーと、17番でグリーン奥から寄せきれなかったボギーで減点。今日は60点ぐらい」と自己採点した。

 渡辺にとっての9番(509ヤード)と16番(480ヤード)のパー5は、いずれも仮想パー4。「甘く見積もって、パー70設定」と自身にハッパをかけ、今季初勝利へ連日の60台スコアを誓った。 (月橋文美)

 

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