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【芸能・社会】

歌丸、高座復帰「江島屋怪談」で 笑点メンバー「長生きして!」

2016年8月12日 紙面から

巧みな芸でファンを沸かせ、高座に復帰した桂歌丸=東京・国立演芸場で(五十嵐文人撮影)

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 7月に腸閉塞(へいそく)で入院した落語家の桂歌丸(79)が11日、東京・千代田区の国立演芸場で開幕した「8月中席」に出演。5日の退院後初めてとなる公の場で「あと3日(14日)で80歳になります。皆さんに負けないよう真っすぐに落語道を進んでいきます」と復活をアピールした。

 「江島屋怪談」で1時間近い高座を無事にこなした歌丸は、終了後に楽屋口で報道陣にも対応。「くたびれちゃった。まあまあじゃないですか。自分じゃあまり時間を感じませんでした。1カ所間違えちゃったけど、ごまかした」と安堵(あんど)した様子だった。

 高座の冒頭では「ご心配やらご迷惑をおかけして何とも申し訳なく思っております」と謝罪。「まさか2年連続で同じ月に同じ病気で入院するとは思わなかった」と話した。

 現在の体調については「あんまり良くない」とも明かした歌丸。以前から肺気腫を患っており「この暑さと湿気がすごくこたえる」という。度重なる腸閉塞(へいそく)についても医者から太るよう指導されているが「食欲があまりない」と困った表情もみせた。現在の体重は「ナイショ」と明かさなかったが、関係者によると退院時は36キロだったという。

 高座の前には三遊亭好楽(70)、三遊亭円楽(66)、三遊亭小遊三(69)らと座談会にも登場。歌丸は過去最高の体重が50キロだったと明かし、好楽が「変わった生き物だな」とイジる場面も。歌丸は「誰だ?あの人呼んだのは」と元気にやり返して笑いを誘った。

 公演は20日までであと10回の高座があり、歌丸は「無事務められることを祈ってる」とコメント。好楽も「絶対に無理しないで」と気遣い、円楽は「せめてあと20年は長生きして」とエール。小遊三は91歳の桂米丸を引き合いに「米丸師匠を見送っていただきたい」と励まし、歌丸も「師匠に負けちゃいけない」と気を引き締めた。

 歌丸は先月27日に腸閉塞(へいそく)のため入院したことを発表。5日に退院したことを報告し、高座復帰に向けて準備を進めていた。

◆小遊三「卓球・愛ちゃんは歌丸師匠」!?

 リオ五輪の卓球女子日本代表、福原愛選手(27)と親交のある小遊三は「愛ちゃんは芸能界でいうと50年間テレビに出続けた歌丸師匠みたいなもの」と絶賛しつつ、エールを送った。

 小遊三は学生時代に卓球選手として活躍し、現在は「らくご卓球クラブ」の責任者。福原選手は幼少期から同クラブの練習に参加しており、リオ五輪での活躍に小遊三は「神がかってた。おっとりした顔がキュッと締まって。ああいう愛ちゃんを見たのは初めて」と驚いていた。

 一方、福原選手と交際中の卓球・台湾代表の江宏傑選手(27)が五輪後に結婚と一部で報じられ、「たぶん結婚するんでしょ? それが救い。ご祝儀に(個人戦の)メダルが欲しかった」と話した。

 まだ団体戦が控えており、小遊三は「どんな結果でも帰国したら『おめでとうございます』と伝えたい」と再会を楽しみにしていた。

 

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