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【プロ野球】

筒香35号 左打者で球団最多

2016年8月12日 紙面から

巨人−DeNA 5回表1死、左越えに35号ソロを放ち、ダイヤモンドを回る筒香=(左上も)=東京ドームで(岩本旭人撮影)

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◇DeNA5−4巨人

 DeNAが逃げ切った。3回に筒香の二塁打で先制。5回には梶谷の12号3ランと筒香の35号ソロの2者連続本塁打で加点した。ペトリックが7回途中2失点で3勝目を挙げ、山崎康は26セーブ目。巨人は終盤に追い上げたが遅かった。

      ◇

 3、4番のバットが白星を呼び込んだ。DeNAは梶谷、筒香が7月29日からの12試合で実に5度目となるアベック本塁打。2人で全5打点をたたき出し、東京ドームでの連敗を6で止めた。

 1点リードの5回だった。1死一、二塁で梶谷が右翼ポール直撃の12号3ラン。「手応えはあまりなかったけど、いいところに飛んでくれた」。ボールがグラウンド内に跳ね返ってプレーが続き、いったん二塁上にとどまったが、リプレー検証でアーチと認められ、ゆっくりホームインした。

 筒香も続く。139キロの甘い真っすぐを左翼席前列へ運び、今季の東京ドーム初アーチとなる35号ソロ。1950年の藤井勇を抜く球団の左打者最多記録を打ち立て、これでセの全本拠地で本塁打を放ったことになる。「カジ(梶谷)さんのホームランの流れに乗って打てただけ。カジさんのおかげです」とニヤリ。これで82打点とし、故障で離脱中のヤクルト・山田に2差と迫り、2冠は目前だ。

 3回の先制点も2死一塁から2人の連打で奪った。主軸が打って勝つという理想的な試合展開に、ラミレス監督は「良い仕事をしてくれた。2人とも調子が良いからホームランが出た」と満面の笑みを浮かべた。

 7月19日から3番に座る梶谷は後ろを打つ筒香を「天才」と評し、筒香は梶谷に「いい先輩です」と感謝する。12日からはホームで首位広島との3連戦。グラウンド外でも仲の良いコンビのバットで上位に食らい付いていく。 (小林孝一郎)

 

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