惨敗で終わった韓国柔道“アベンチャーズ”。復活のために日本から多くを学べ

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(写真提供=SPORTSKOREA)
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リオデジャネイロ五輪開幕前、韓国メディアは男子柔道選手たちを“アベンジャーズ”と呼んだ。リオ五輪を目前に世界ランキング1位まで上り詰めた90kg級のカク・ドンハン(24)、73kg級のアン・チャンリム(22)、60kg級のキム・ウォンジン(24)とアン・バウル(22)らを、マーベル・コミックスのヒーローたちが大集結したアメリカ映画『アベンジャーズ』に例えてそう呼んだのだ。

ただ、韓国男子柔道界の“アベンジャーズ”たちがリオ五輪でことごとく期待外れに終わった。選手全員が、金メダル獲得に失敗したのだ。

彼らが最低2個以上の金メダルを取ると予想していた韓国は、結果的に銀メダル1個(アン・バウル)、銅メダル1個(カク・ドンハン)でとどまった。

日本を意識しすぎた

韓国は当初、柔道強国である日本を意識し、「打倒日本」を目標にしていた。

これは結果論になるが、今となってはそもそも韓国柔道の戦略にミステイクがあったと言わざるを得ない。