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緊急地震速報取消は電源故障

08月12日 17時54分

緊急地震速報取消は電源故障

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8月1日、気象庁が特定の事業者向けに出している緊急地震速報のシステムで、東京湾で大きな地震が起きる可能性があるというデータが流れ、すぐに取り消されたトラブルについて、千葉県内にある地震計の電源が故障したたため、地面の揺れを観測するセンサーのデータが急激に変化したことが原因とわかりました。
このトラブルは、8月1日の夕方、気象庁が特定の事業者向けに出している緊急地震速報のシステムで、東京湾を震源とする最大で震度7程度の激しい揺れを伴う地震が起きる可能性があるというデータが一時的に流れ、すぐに取り消されたもので、関東地方を走る一部の私鉄や地下鉄が一時、運転を停止するなどの影響が出ました。
気象庁によりますと、千葉県富津市に設置されている地震計の電源が故障したため、地面の揺れを観測するセンサーの制御がきかなくなってデータが急激に変化し、激しい揺れが起きたことを示す記録が誤って残されたことが原因とわかったということです。
ただ、電源が故障した原因については、落雷が影響した可能性もあるとしていますが、はっきりとはわからないとしています。
同じタイプの地震計は、関東地方の15か所に設置されていますが、気象庁は、同じトラブルを防ぐために当面、この地震計のデータを緊急地震速報に利用するのを停止したということで、この地震計の近くの浅いところで地震が起きた場合、最大で4秒程度、地震の検知が遅れる可能性があるということです。
気象庁は、今後、同じ原因で緊急地震速報が発表されないよう、対策を講じることにしています。

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