【ソウル聯合ニュース】朝鮮王朝最後の王女、徳恵(トクヘ)翁主(1912~89年)の生涯を描いた韓国映画「徳恵翁主」(原題)の特別上映会が12日、ソウル市内の映画館で約60カ国の駐韓大使や公館関係者ら約200人を招いて行われる。
徳恵翁主は日本の植民地時代だった1925年に日本に強制的に留学させられ、31年に旧対馬藩主・宗家の伯爵だった宗武志氏(1908~85年)と政略結婚させられた。精神を病み、55年に離婚して62年に帰国した。
同映画の配給会社、ロッテエンターテインメントは「韓国の近現代史や韓国人の情緒を理解してもらうため、今回の上映会を準備した」とのコメントを出した。
同映画の日本でのロケは北九州市で行われた。韓国で今月3日に公開され、現在まで約240万人を動員した。