北朝鮮の「五輪外交」不発
2016年08月12日 14時15分 読売新聞
2016年08月12日 14時15分 読売新聞
2016年08月12日 09時54分 読売新聞
4日朝、キューバなどを経由し、ブラジル・リオデジャネイロの国際空港に到着した北朝鮮の崔竜海党副委員長(右から2人目)=吉田健一撮影
【リオデジャネイロ=吉田健一、ソウル=宮崎健雄】リオデジャネイロ五輪を舞台にした「スポーツ外交」を狙い、リオを訪れていた北朝鮮の崔竜海朝鮮労働党副委員長が11日未明、帰国の途に就いた。
国際社会での孤立回避を図る
崔氏は4日にキューバを経由してリオ入り。北朝鮮メディアは、「崔氏はブラジルのテメル大統領代行と5日に会見した」と報道した。しかし、ブラジル外務省の当局者は10日、個別会談の事実はなく、テメル氏が開いた来賓向けパーティーで「あいさつを交わした程度」だったと本紙に明かした。