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【政界徒然草】
稲田朋美防衛相を左翼メディアがつるし上げ 「侵略か? 自衛か?」などと歴史認識ネチネチ 笑顔でさらりとかわしたが…
先の大戦に対する認識を問う質問は英字紙記者からも飛びだした。
英字紙記者は満州事変が侵略であったかどうかを質問。稲田氏は昨年8月に安倍晋三首相が発表した戦後70年談話を支持する考えを示した一方、「この場(共同インタビュー)は歴史論争をする場ではない」とたしなめた。
これに対し、英字紙記者は「満州国を作るときの過程というのは、歴史学者は普通『侵略』と言うと思う。国民感情からして歴史学者は侵略というのが一般の常識でないか」と自説を披露して認識を問うた。
「わが国は過去の歩みをしっかり反省して戦後、しっかりと憲法の下で法律を守り、法の支配のもとでどこの国を侵略することも、また戦争することもなく70年の平和な歩みを続けてきた。この歩みを続けていく」
稲田氏はこう答えたが質問は続き、英字紙記者は「韓国、中国や欧米のリーダーと会うときに日中戦争に関して『侵略かどうか私、知りませんと』おっしゃって議論されるわけですね」と“論争”を挑むに至った。
稲田氏が「あの、そういう単純な質問はないと思うんですね」と答えると、英字紙記者は「別に単純に議論を私がふっかけているわけではなくて、わりと世界中のメディアがそういう懸念を書いている」と主張した。その上で「影響を受けるのはわれわれ日本国民なんですから、説明責任があると思うんですけど、いかがですか」と質問。稲田氏は再度70年談話を踏襲する考えを示してインタビューを終え、笑顔で会場を後にした。
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