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【「日本人の誇り」育てたい(2)】
人生は砂時計 教育評論家・中塩秀樹さん
また、別の方からこんなことも教わりました。「人生は砂時計。一番苦しい細い部分を抜けないと広い所に行けない」。試合前に必ずこの言葉を確認し、「最後まで勝利を信じよう」と言い聞かせて臨みました。そうして4年間、県大会では6回優勝。全国大会にも2度出場を果たす県内屈指の常勝校となったのです。
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【プロフィル】中塩秀樹(なかしお・ひでき) 昭和28年、広島県呉市生まれ。53年に広島大大学院理学研究科を修了後、民間会社の経営に携わったあと教職に就き、広島県内の公立学校に勤務。理科教育や道徳教育、進路指導、脳科学研究などに従事した。その後、中学校や高校の校長などを歴任し、現在は「30+2分で夢が実現する勉強法」など独自の教育理論を提唱。学力だけでなく「人間力」の向上も説き、全国各地で講演活動に奔走している。松江市在住。