中国は恩を仇で返すつもりなのか 尖閣沖で中国漁船沈没 海上保安庁が救助も…  

2016.08.12

中国漁船の乗員を救助する海上保安庁の小型船=11日、尖閣諸島沖(海上保安庁提供)
中国漁船の乗員を救助する海上保安庁の小型船=11日、尖閣諸島沖(海上保安庁提供)【拡大】

  • <p>ギリシャ籍の大型貨物船と衝突し、沈没した中国漁船「ミンシンリョウ05891」の乗組員の救助に向かう海上保安庁のゴムボート=11日、沖縄県石垣市の魚釣島沖(海上保安庁提供)</p>
  • <p>中国漁船と衝突したギリシャ船籍の大型貨物船「アナンゲル カレッジ」=11日、沖縄県・尖閣諸島沖(第11管区海上保安本部提供)</p>

 中国による、沖縄県・尖閣諸島への「侵略」意図があらわになった。中国漁船が尖閣周辺で、大型貨物船と衝突して沈没する事故があったが、「漁船保護」を名目に周辺海域に居座っていた中国公船の姿はなく、海上保安庁の巡視船が中国人乗組員を救助したのだ。中国のネット上で批判が殺到するなか、中国公船は12日も尖閣周辺の接続水域に侵入した。

 魚釣島北西約67キロの公海上で11日早朝、ギリシャ船籍の貨物船「アナンゲル カレッジ」(10万6727トン)と、中国漁船「●晋(みんしん)漁05891」が衝突した。海保の巡視船がすぐ現場に向かい、乗組員6人を救出したが、「漁船をコントロールするため」として接続水域にとどまっていた中国公船の対応は遅かった。

 外務省が、外交ルートで中国政府に救助を伝えると、バツが悪かったのか、中国側から謝意が示されたという。ただ、中国外務省の当初の発表では、海保の救助には触れられていなかった。

 中国のネット上では、「肝心なときに、中国公船はどこに行った」「日本はねばり強く領海を守っているが、某大国は数カ月に一回、数時間だけですぐ逃げ帰る」などと、中国海警局を批判する書き込みが相次いだ。

 国内批判を気にしたのか、中国公船数隻が12日午前、尖閣周辺の接続水域に侵入した。海の男の風上にもおけない態度。隣国は、恩をあだで返すつもりのようだ。

 

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