ジブリ作品は大好き、というアナタヘ
スタジオジブリ総選挙が始まりました!ってなんだそれという方に。
1984年の「風の谷のナウシカ」から2014年の「思い出のマーニー」までの計21作品の中からスクリーンで見たい作品を↑このページから投票することができます。8月13日(土)から8月28日(日)までが投票期間、集計て上位1作品を9月10日(土)から1週間5都市の映画館で上映してくれるというもの。
ということで、エントリーを並べてみました。
これが21作品です。
- 『風の谷のナウシカ』(1984年)
- 『天空の城ラピュタ』(1986年)
- 『となりのトトロ』(1988年)
- 『火垂るの墓』(1988年)
- 『魔女の宅急便』(1989年)
- 『おもひでぽろぽろ』(1991年)
- 『紅の豚』(1992年)
- 『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994年)
- 『耳をすませば』(1995年)
- 『もののけ姫』(1997年)
- 『ホーホケキョ となりの山田くん』(1999年)
- 『千と千尋の神隠し』(2001年)
- 『猫の恩返し』(2002年)
- 『ハウルの動く城』(2004年)
- 『ゲド戦記』(2006年)
- 『崖の上のポニョ』(2008年)
- 『借りぐらしのアリエッティ』(2010年)
- 『コクリコ坂から』(2011年)
- 『風立ちぬ』(2013年)
- 『かぐや姫の物語」(2013年)
- 『思い出のマーニー」(2014年)
「風の谷のナウシカ」が上映された時、僕は13歳。もっとも多感な時期の始まり。大学に入ったのが1990年。結婚したのが1998年(年齢しらべてくれんでいいから)
そう思うとジブリの歴史というのは私の歴史と言っても過言ではありません(いや十分過言だから)逆に最近の作品はじっくりみる時間的余裕がなかったりします。
せっかくの機会なのでどれに投票しようかと思いつつ、見た作品に思いを馳せつつ順番を付けてみたいと思います。もちろん、これらは自分の子供の頃の思い出とかいろんな要素が混ざっての順位、作品の優劣を押し付けるものではありません。
友情とか自然とか様々なテーマがあるジブリ作品、大好きでした(過去形こらっ!)
1位 天空の城ラピュタ(1986年)
これは個人的には譲れない第一位。みんなが「バルス!」に気を取られる一方、「子鬼だ、子鬼がおる」でひょっこり現れるポムじいさんとか脇役も好き。少年パズーの男気に比べてムスカの小心っぷりがイライラする。そうそうムスカの声って俳優の寺田農さんって知ってました?そしてムスカの名言。
「なんだ!?これは?木の根がこんなところまで!」いやいやそこじゃないでしょう。「見ろ!人がゴミのようだ!!」ここが一番の名言でしょうか。
テレビでも頻繁にやってくれるので嬉しい限りです。ばるす。
2位 風の谷のナウシカ(1984年)
これは原作と映画の違いっぷりに呆れつつも、映画のシーンの素晴らしさが大好きな作品。島本須美さんの透き通った声から出る喜怒哀楽はまさにナウシカにピッタリで、以降読み続けた原作漫画の声はすべて島本さんの声に置き換えられました。
土鬼(ドルク)しかりトルメキアしかり歴史から何から映画は全然違うのです。最後ナウシカは巨神兵の●●になって~ちょっと終わりが急ぎ過ぎ感がありますよね。10巻くらいまで伸ばしてもっといろんな設定を見たかった。
ワイド判 風の谷のナウシカ 全7巻函入りセット 「トルメキア戦役バージョン」 (アニメージュ・コミックス・ワイド版)
- 作者: 宮崎駿
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中学校に持って行ってた下敷きがナウシカだったのはここだけの話。うわぁぁ在庫切れか。これとナウシカが真ん中にどんっといる下敷きを持ってました。ヤフオクを眺めてみたら1500円だって。物価がそんなに上がってるとは(そういうことじゃない)
環境破壊というテーマが見え隠れするナウシカ。そんな中で「ガンシップは風を切り裂くけど、メーヴェは風に乗るのだもの」というナウシカの自然な感覚のセリフとか好き。
そして・・・「ナウシカレクイエム」
らんらんらんらららんらんらん らん らんらんらららん
らんらんらんらららんらんらん ら らららんらんらんらん
らんらんらんらららんらんらん らん らんらんらららん
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らんらんらんらんらららららん
らんらんらんらららんらんらん らんらららん らん らぁん~
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らんらんらんらららんらんらん らん らんらんらららん
らんらんらんらららんらんらん ら らららららんらんらん
なんかごめん。無駄に文字数ふえちゃってごめん。
「その者蒼き衣を纏いて金色の野に降りたつべし。 失われし大地との絆を結び、ついに人々を清浄の地に導かん。」
そう、最後のこの言葉で宗教の匂いを感じてしまった人は少なくないと思います。
3位 となりのトトロ(1988年)
日本の田舎の風景の中でサツキとメイに起こる不思議な話。トトロって北欧の妖精「トロール(トロル)」が元になってるんですよね。デンマークやノルウェーなど国によって描かれるトロール像は様々なんですけど、流れ流れて日本のRPGで描かれた有名なトロールはこちらです。
いなくなったメイをネコバスに乗ったサツキが探しまわってついに見つけた時、ネコバスの行き先ががクルックルッと変わって「七国山病院」(院の字がさかさま)に変わるシーンなんていつ見てもなんだか感動しますね。
木から病院にいるお母さんを見守ったサツキとメイ。その後お父さんとお母さんがこんな会話をするわけです。
お母さん「今、そこの松の木で、サツキトメイが笑ったように見えたの。」
お父さん「案外そうかもしれないよ。ほら。」
この二人の声も絶妙。お母さんはナウシカと同じ島本須美さん。お父さんは糸井重里さん。二人共穏やかないい声で良かったなぁ。
ばあちゃん「もちろんさ。ばあちゃんの畑のもんを食べりゃ、すぐ元気になっちゃうよ。」
かんちゃんのおばあさんはいつもサツキとメイを見守る優しい役。こういう役も好きだわ。
4位以下・・
ほとんどの作品は一通り見てるんですよ。当時付き合っていた彼女と「思い出ぽろぽろ」は見に行ったはずなんですが、映画館までに歩く道のりで手を繋ぎたいと思った瞬間に彼女から「カップルで手を繋ぐなんてめっちゃかっこ悪いよなー」という一言に全て終わったショックからストーリーをまったく覚えていなかったり(ただ微妙に合わない今井美樹と柳葉敏郎の会話だけ心に残ってる)。
そしてそれ以降の作品にあまり目が向かないのは僕が年を取ったからかもしれません。妖怪とかファンタジー、アニメのテーマとは別に「結婚して子供が出来て家事育児、仕事に追われる生活」というもののほうがよっぽどスリリングでファンタジーで幸多いものだったからかもしれません、というかきっとそうです。
ウチにはサツキやメイのような可愛い娘はおらず、ただ目の前にクラブの合宿から帰ってきて真っ赤に日焼けして倒れこんでる息子が二人いるだけ。疲れただの腕相撲で全勝しただのスマホの電池がやばかっただの大騒ぎしてるのがちょっとうるさいけど。
仕事で疲れたり育児に悩んだりで落ち込んだりもしたけど、私はげんきです。
(終わり方としては最高に上手じゃない?)
追伸
もちろん、僕のあげた作品以外が大好きな方は絶対にいらっしゃいます。僕に僕の好きな映画とそのストーリー、そしてそれらに重なる自分があるように。「アレはダメ」とか「これだけが最高」ではなく、それぞれが最高のジブリ作品を持っていると思いますので。
さて、投票するのはどれにしようかな。劇場で見ると思うとまた選び方が、ね。
ところであなたの好きなジブリはどれですか?