先日めでたく40歳の誕生日を迎えました。大学生のころは40歳になるなんて夢にも思いませんでした。20代の頃はまだ大学生の延長で「20代若いぜ」なんて思っていて、30代になっても「30代はまだ若い」と思い、周りからも「まだお若いですよね」なんて言われて調子に乗っていました。
しかしもう40歳。若いですねえとは言われません。若く見えますねとは言われるかもしれませんが(笑)。そんな40歳の私ですが、今、流行りの「会社員にならなくてよくねえ」という大学生の人生を先取りしています。そうです、私は就職は一回もしたことがありません。
まあ研究者として就職しようとは思っておらず、そもそも実力もなかったので、研究をずっと続けていければよいなあと思っておりました。ただ、その研究というのも研究がしたいというよりも、社会に貢献したいという思いがあったために選択したものなので、今は仕事という形で社会に貢献できればと思っています。
さて、大学生の人たちがブログで稼いでいて、「就活しません」とか「サラリーマンになる必要ありません」と言っているのを聞いて、その決意は良いけど、別にブログで稼ぐことや就職しないでフリーで仕事することが偉いことではないよなあといつも思うわけです。
これは研究者にも多いのですが、別に研究することは偉いことでもなんでもない。研究職も選択の一つなので、研究職の不遇みたいなことを嘆いてみたところで、「俺たちなんてもっと不遇ですけど何か」と言われておしまいです。以下の記事のホリエモンと京大教授の話は覚えている方もいるかと思いますが、こんな感じになってしまうんです。
ホリエモンが「給料引き上げ」要求の京大教授に「こいつバカか」! リスク取れない「公務員気質」を一刀両断!? | ギャンブルジャーナル | ビジネスジャーナル
だからどんな結果になろうとも人のせいにしない、社会のせいにしないという覚悟が必要だと思うんですよね。変に煽るイケハヤみたいなやつは最悪なんですけど、その甘言に騙されたとしても、それで人のせいにしないような覚悟が必要です。そうしないと「自分は不遇」だと叫ぶだけで、どんどん自分の人生が不幸になっていきます。
だから人のせいにしない覚悟があるなら、ブロガーでも何でもなった良いと思います。フリーで働くのも良しです。でも、ずっとフリーでやってきた人間としては、仕事を継続的に取っていくことはそれほど簡単ではありません。会社員ならば会社員時代の繋がりで仕事を貰えることはありますし、その繋がりでさらに別の仕事が貰えることもあります(元リクルートは強しですよ)。
そういうものが一切ない状態で仕事を始めるわけですから、相当大変だし、目の前の仕事を淡々とやっていくことが重要になってきます。でも、難しいのは一人の場合、もしくは人数が少数の会社の場合は営業と製作を両方自分がやらないといけないことなんですよね。仕事をとることと仕事をこなすことを両方やるのはとても大変です。
いい仕事をしていれば仕事が来るというのはある意味幻想で、人の目に触れて初めて仕事はいい仕事であると判断されるわけで、人の目に触れなければ何の意味もありません。そういう意味で営業ってとても重要です。これはしっかりと考えた方が良いと思います。
私の場合、塾業界で長くやってきて、そこで出会った人の紹介で教材を作るようになったりして、いろいろとお金を稼ぐことができるようになったのですが、それでもやっぱり仕事がなくなることがあるんですよ。
それで私は今、別の会社で役員のような仕事をしていますが、こちらも別の縁で繋がったから居られるわけで、そうした繋がりを地道に築いていくことがとても重要になってきます。仕事は人です。このウェブの時代であるがゆえに余計に人が重要なのです。
人生を振り返って自分の選択に全くの後悔はないのですが、では若い人たちが同じような選択をする際にその選択を推せるかというなかなかそうはなりません。結構、大変です。仕事がなくなったらお金は入ってきません。ゼロです。アフェリエイトもそうですよね。相手に生殺与奪の権をにぎられていますよね。だからイケハヤなどはサロンやら何やらをやり出すわけですが、ゼロになるということをどれほど向き合えるのかって、意外と経験しないと難しいかもしれません。そういう意味でサラリーマンって良いですよ。これは本当です。
20代のころは学問に燃えていましたが、30代は結婚もして育児もして、今40代。まだ育児も継続中ですが、これから子供にもお金がかかる時期ですから、40代は社会に貢献しつつ、お金をしっかり稼ぐ時にしようと今、頑張っているところです。
何かよく分からない振り返りになってしまいましたが、私はこれからもがんばっていく所存です。ブログ、もう少し更新できると良いのですが、これもなかなかできない状況。でもはてなはいつも変わらず殺伐とし、新たなブロガーが生まれては死に絶えていく場所。その中で生き残っている人たちを見ると、「頑張って生きている」と自分の励みになります。
次は50歳に向けて頑張ります。ブログ、50歳まで続けたい。そして社会貢献とお金稼ぎます。それではまた。
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