連続テレビ小説 とと姉ちゃん(113)「鞠子、平塚らいてうに会う」 2016.08.12


(常子)随分作りましたね。
かか。
(君子)あ…鞠子の好きなもの作っていたらこんなになっちゃって…。
あ〜でももっと豪華なごちそうにすればよかったわね。
いつもと代わり映えしないおかずばっかり。
(鞠子)ありがとうございます。
私にとってかかの料理は何よりのごちそうです。
そう?では…頂きましょう。
そうね。
頂きます。
(一同)頂きます。

(笑い声)かんぴょう。
鞠子の結婚を明日に控え家族4人最後となる夕食はあっという間に過ぎていきました
・「普段から」・「メイクしない君が」・「薄化粧した朝」・「始まりと終わりの狭間で」・「忘れぬ約束した」・「花束を君に贈ろう」・「愛しい人愛しい人」・「どんな言葉並べても」・「真実にはならないから」・「今日は贈ろう」・「涙色の花束を君に」・「涙色の花束を君に」かか。
少しいい?嫁ぐ前にみんなにちゃんと言っておきたい事があります。
え〜…まず…。
昔とと姉のカバンによっちゃんのお弁当が入ってた事があったでしょ?それでとと姉がよっちゃんの小学校まで届けに行って。
ああ…あ〜あったわね。
(美子)ああ…。
あれね実は私がお弁当間違えて入れちゃったの。
えっそうなの?もう〜あのせいでとと姉ちゃんが余計な事して私笑い者になったのよ。
その節はすみませんでした。
(笑い声)もう…。
フフフ。
鞠ちゃん?ごめんなさい。
本当は笑って出ていこうと思ったのに…。
まり姉ちゃん…。
かかととと姉とよっちゃんと4人で一緒にごはんを食べて笑って…。
そういう当たり前だった事が明日からはもうなくなってしまうのかと思うと…。
かか。
今まで本当にお世話になりました。
私…かかのようになります。
いつも家族を陰ながら支えて守ってくれるそんな憧れのかかのような存在に。
鞠子。
幸せにね。
はい。
とと姉。
今まで本当にありがとうございました。
私にそんな…。
大げさよ。
大げさなんかじゃないわ。
落ち込んでいたらいつも明るく励ましてくれて悩んでいたら必ず背中を押してくれて…。
どれだけ助けてもらった事か…。
とと姉のおかげで一点の曇りもない晴れやかな気持ちでお嫁に行けます。
本当にありがとうございました。
鞠ちゃん。
幸せにね。
はい。
よっちゃん。
私ね…よっちゃんの事が少し羨ましかったんだ。
よっちゃんはいつも自分の気持ちがはっきりしてるじゃない?洋服作りに夢中になったりおばあ様に素直に甘えたり…。
いつも迷わずまっすぐ進んでいけるでしょう?そういうところ羨ましかったの。
私…作家になる夢は諦めてしまったけどこれからは水田さんの妻としてよっちゃんみたいに迷わずまっすぐ進んでいくつもり。
本当にありがとうございました。
うん。
とと。
私は明日お嫁に行きます。
水田さんはとても優しくて誠実な方なので心配しないで下さい。
私も水田さんととととかかのように温かい家庭を築いてみせますから…見守っていて下さい。
けど…結婚するのまだちょっと悩んでます。
えっ?何で?だって私水田さんと結婚したら水田鞠子よ。
「みずたまり」。
あっ…。
あら本当。
えっ…。
フフフフ!確かに。
(笑い声)みずたまりちゃん。
恥ずかしいわ「みずたまり」なんて。
(笑い声)皆さんお待たせして申し訳ありません。
(せつ)いいのよ。
(稲子)鞠子ちゃんきれいだろうねえ。
早く見たいわ!まだかしら。
常子?・は〜い!すみません。
お待たせしました。
(歓声)待ってました!
(歓声)きれい〜!おめでとう!
(君子)皆様本当にありがとうございます。
(一同)おめでとうございます。
車を待たせていますのでこれで失礼致します。
行ってらっしゃい。
おめでとうございます。
おめでとう。

(宗吉)え〜鞠子さんとは昔深川で仕出し屋をやっていた頃からのつきあいでして。
え〜…その仕出し屋が森田屋というんですけれどもえ〜…卵焼きが自慢の店です。
え〜…ああそうそう卵焼きといえばうちのおふくろが口が悪くてねえ…。
森田屋さんの話になってる…。
(照代)もう少し整理して話せばいいのに…。
そんなおふくろももう死んじまって…。
今日の鞠子の姿をおふくろにも見せてやりたかった…。
おふくろにとっちゃ鞠子たちは孫も同然だったんでねえ。
ああそれから青柳の女将さんにも見せてやりたかった。
あ〜でもあの2人がいたら大変か。
ハハハハハ。
何せ仲が悪かったんでねえ。
結婚式でもけんかをおっ始めたかもしれやせん。
ハハハハハ…。
でけんかといえばね…。
ちょっとあなた。
えっ?いけねえいけねえ。
ハハハ。
挨拶はこれぐらいにして乾杯の音頭を取らせて頂きやす。
ご準備はよろしいですか。
それでは…正平君鞠子さんおめでとう。
乾杯!
(一同)乾杯!
(拍手)
こうして鞠子と水田の披露宴は始まったのでした
2016/08/12(金) 08:00〜08:15
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 とと姉ちゃん(113)「鞠子、平塚らいてうに会う」[解][字][デ]

水田(伊藤淳史)との結婚式を翌日に控え、常子(高畑充希)たち家族に、涙ながらに最後の挨拶をする鞠子(相楽樹)。こうして翌日、鞠子と水田の結婚式が始まるのだが…。

詳細情報
番組内容
昭和25年11月。鞠子(相楽樹)と水田(伊藤淳史)の結婚式を翌日に控え、常子(高畑充希)たちは一家四人での最後の食卓を囲む。いつもと変わらないたあいもない会話の中、鞠子は突然顔を曇らせる。鞠子は涙ながらに、常子、君子(木村多江)、美子(杉咲花)に「今までお世話になりました」と挨拶をする。翌朝、鞠子は白むく姿で近所の人々に見守られながら式場に向かう。こうして鞠子と水田の結婚式が始まろうとしていた…。
出演者
【出演】高畑充希,木村多江,相楽樹,杉咲花,ピエール瀧,平岩紙,高橋ひとみ,伊藤淳史,筧利夫,唐沢寿明,【語り】檀ふみ
原作・脚本
【作】西田征史
音楽
【音楽】遠藤浩二

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:29404(0x72DC)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: