タイの観光地 2日連続の爆発 テロとみて捜査
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タイでは11日、外国人観光客に人気の保養地のホアヒンなどで爆発があり、2人が死亡したのに続き、12日朝もホアヒンと南部のリゾート地のプーケットで新たな爆発があり、警察が爆弾テロとみて関連を調べています。
タイでは11日、南部のトラン県で、1人が死亡する爆発事件があったのに続き、11日の夜11時ごろ、中部の保養地ホアヒンの繁華街で2回にわたって爆発があり、タイ人女性1人が死亡したほか、外国人観光客を含む21人がけがをしました。
さらに、現地時間の12日朝8時すぎ(日本時間12日午前10時すぎ)、ホアヒンで新たな爆発がありました。また、南部のリゾート地プーケットでも、ほぼ同じ時間に複数の爆発がありました。警察によりますと12日の2か所であった爆発で、少なくとも4人がけがをしました。
ホアヒンとプーケットは、日本人など外国人に人気の観光地ですが、地元の警察によりますと、これまでところ日本人が爆発に巻き込まれたという情報はないということです。警察は観光客を狙って、何者かが爆弾を仕掛けた爆弾テロとみて関連を調べています。
一連の爆発に関して、これまでに犯行声明は出ていませんが、ホアヒンはタイの王室の宮殿もある保養地で治安がよいことで知られているほか、12日は王妃の誕生日を祝う祝日で、王室ゆかりの地で起きた爆発に衝撃が広がっています
さらに、現地時間の12日朝8時すぎ(日本時間12日午前10時すぎ)、ホアヒンで新たな爆発がありました。また、南部のリゾート地プーケットでも、ほぼ同じ時間に複数の爆発がありました。警察によりますと12日の2か所であった爆発で、少なくとも4人がけがをしました。
ホアヒンとプーケットは、日本人など外国人に人気の観光地ですが、地元の警察によりますと、これまでところ日本人が爆発に巻き込まれたという情報はないということです。警察は観光客を狙って、何者かが爆弾を仕掛けた爆弾テロとみて関連を調べています。
一連の爆発に関して、これまでに犯行声明は出ていませんが、ホアヒンはタイの王室の宮殿もある保養地で治安がよいことで知られているほか、12日は王妃の誕生日を祝う祝日で、王室ゆかりの地で起きた爆発に衝撃が広がっています
タイ南部のイスラム系武装勢力によるテロと類似
一連の爆発事件について、バンコクを拠点とする安全保障問題の専門家のアンソニー・デイビス氏は、12日朝NHKの電話取材に対し、タイ南部のマレーシアとの国境地帯で相次ぐ、イスラム系の武装勢力による爆弾テロとの類似性を指摘しました。この中で、デイビス氏は「爆弾のタイプや携帯電話を使った起爆方法などが、タイ南部での爆弾テロと非常によく似ている。こうした観光地での連続爆発は前例がなく、タイの政治指導部に強力なメッセージを送るものだ」と話しています。
日本大使館 観光客らに注意喚起
夏休みを海外で過ごす人たちの出国ラッシュがピークを迎えている中、プーケットなどの観光地を含むタイ南部や中部の各地で爆発事件が相次いでいることについて、バンコクの日本大使館は「今後も不測の事態が発生する可能性は排除できず、引き続きが警戒が必要だ」として、タイを訪れている観光客や現地に住む日本人に対して、最新の情報の入手に努めるとともに、外出に際しては十分に注意するよう呼びかけています。