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神奈川県議会議員

大山奈々子

おおやま ななこ

どうなのかな 活動日誌

NEW!警察が教育現場へ介入!越権行為の改善を求めました。

2016年8月12日
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 数日前、教育関係者から情報がありました。

→「参議院選挙のあと、青葉区の県立高校に警察から電話があり、「青葉区は18歳投票率が高いが何か特別なことをやったのか」と聴かれた。現場からは不安な声が出ている。

さっそく県庁で県教委と県警に説明を求めました。

Kは高校教育課

K「参院選での18歳の投票率が青葉区は70%を越えており、全国で一番の地区だった。それを受けて、7月2?日、警察の生活安全課が原因を知るために元石川・田奈・市が尾の3校に電話をかけたという。「投票率が高いが、何か特別なことをしたか」と。そして組合の話の中で、先生から不安がだされ、校長からも県教委に問い合わせがあったので、警察に聞き取りをし、それを学校に返した。職員会議で他の先生たちにもこの一件が語られた。」

電話への学校の回答は?

「電話に対しては、現代社会の授業で主権者教育をやり、模擬投票もおこなっていると回答」

投票率が高いことは結構だが、警察がなんのために?

「青少年に関わる担当なので地域の状況として把握するためにということだった」

何の権限があって?今、自民党のHPで偏向教育している者は知らせよのような通知がされていて密告を煽るのかと問題になっていること※はご存じだろう。そんな空気の中で警察が教育現場に電話するということが先生たちにとってどんなに怖いことか。教育への干渉に当たると考えないか?

(※自民党が自らのHPで、偏向教育を行った例があったら知らせるように呼びかけるページをつくり、問題視されています。密告政治かと。参考までに、偏向例として「子どもを戦場に送るな」ということも。後にこの例は削除されている。)

K「問題だとは考えていない。一つの話題として知りたかったということだ」

興味本位か先走りか知らないけれども、これはあきらかに警察の越権行為。仮に主権者教育の素晴らしい実践例があったとして、その成果を掴み、経験を共有して活用するのは、やるのならば県教委の仕事ではないか。警察という組織がやることではない。教育を委縮させる。問題ではないというが、現に先生方は不安を訴えておられたという。もうやるなと求めるべきでは?

K「神奈川県警が組織としてやったことではない。問題ではない」

組織的ではないと言い切れるか?

K「主権者教育に関しては県教委と選管と警察で会議を持っている。どういう連携がとれるか。だから組織的にするならその場で示されるはず。地元の警察署がやったこと」

組織的ならさらにとんでもないことだが、一地域だとしても、私は強い問題意識を持っている。

ということで、県警に聞いてみることに。県警の連絡官が対応。

警「青葉署、生活安全課防犯係が電話した。常日頃青少年の問題で連携をとっているので、高い投票率を受けて地域のトピックとして知りたかったというようだ」

近所の誰かが電話するのとわけが違う。警察という国家権力だ。何かの条例や法令に基づいた行動なのか。

警「…」

防犯係が学校に電話…青少年を補導する分野の話ではないだろう。警察から電話というと普通は緊張するのは理解できるはず。教育を委縮させる。今後もまだやるのか。

警「お話は青葉署に伝える。」

場合によっては議会で取り上げるべき問題だと考えている。もうやるべきではないと伝えてほしい。県警として組織的にやっていないというのは本当か

警「それはもう天地神明に誓って。」

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以上。イラストの警官は笑っているけれども、私は心中穏やかではない。類似の話があったらお聞かせください。

また、神奈川の投票率を調べてみると…神奈川ダントツですね。

誇らしいことです。がしかし、考えました。うちの息子18歳。初めて選挙権を行使しましたが、この子は育鵬社初代。育鵬社世代が投票するようになったのです。自分たちの教科書が極めて政治的に導入されたという経験をもつ子たち。よきにつけ悪しきにつけ、政治への関心は高いのかもしれません。

 

 

 

 

 

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