河野正樹
2016年8月12日05時09分
■オレグ・ベルニャエフ(体操・ウクライナ)
大歓声の中、ふっと息を吐き、オレグ・ベルニャエフ(22)は男子個人総合の最後の種目、鉄棒の前に立った。
「(直前に演技した)内村の点数は見なかった。自分の演技に集中することだけを考えた」
内村に0・901点差をつけていた。鉄棒は苦手だけど、失敗しなければ勝てる。演技はまとめた。でも着地が乱れ、得点は14・800点と伸びない。大逆転を許した。
内村は憧れの存在だった。2013年に初めて同じ大会に出た時、面食らった。「天才なのに努力する。技術もあってエレガント」。あまりにレベルが高すぎて愕然(がくぜん)とした。
ウクライナは内戦に苦しみ、生…
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