韓国のドライブスルー利用者、10人に1人が事故経験有り

韓国のドライブスルー利用者、10人に1人が事故経験有り

 車に乗ったままでコーヒーやハンバーガーなどを購入できるドライブスルーを利用した客の10人に1人が接触事故などを経験していることが韓国消費者院の調べで分かった。

 同院がドライブスルー利用者500人を対象にした調査で明らかになったもので、利用時に事故を経験したとの回答(複数回答可)は60人で、回答者全体の12%を占めた。売り場や周辺施設にぶつかったとの回答が35人(7%)で最も多く、車両(6%)、歩行者(5%)が続いた。「事故は起きなかったが、事故の危険を感じたことがある」との回答も約半分を占めた。

 利用客の半分以上がドライブスルー周辺の歩行者や車が運転の邪魔になったと答えた。「出入りする際に歩道を通過するため、歩行者に神経を使う」との回答が38%、「売り場周辺に車両が多く、運転に邪魔だ」との回答が19%あった。

 実際に同院が首都圏のドライブスルー33カ所を調べたところ、反射鏡、出口の警報装置など安全装置が不備なことが分かった。9カ所(27%)では、売り場を出る際に運転者の視野が建物に遮られ、人や車両を発見しにくかった。うち5カ所には死角を補う反射鏡もなかった。12カ所(36%)には車が出る際に鳴る出口警報装置が設置されておらず、3カ所(9%)は設置された警報装置が鳴らなかった。

 同院は「一部の売り場では車両の進入路と歩道を区分する遮断設備がなかった。安全管理要員を配置した売り場は皆無だった」と説明した。

ヤン・モドゥム記者
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