『お盆玉』が急速に拡大 命名者はお年玉用のぽち袋などを製造・販売するマルアイ

『お盆玉』が急速に拡大 命名者はお年玉用のぽち袋などを製造・販売するマルアイ

記事まとめ

  • 急速に拡大する『お盆玉』は、お年玉用のぽち袋などを製造・販売するマルアイが命名
  • 日本郵便が2014年、全国2万の郵便局の店頭に商品を設置し一気に認知度が高まった
  • 親世代を中心に「余計な文化を増やすなっての!!」との声が続々と上がっている

賛否両論の“お盆玉” 仕掛け人をプンプンしながら探してみた!



「去年あげたから、今年もあげないわけにはいきません」

 お盆玉の存在を知ったのは近所の郵便局。局員から「お年玉の夏バージョン」と聞き、さっそく採り入れた。お盆玉袋に入れる金額は、お年玉と同額だという。

「お盆玉とはうまいことを言うなと感心しました。これまでも孫が夏休みに遊びに来たら、お小遣いをあげていました。でも、お盆玉になって値上がりしましたね。袋に入れるとなると、それなりの金額を入れないといけないような気がして……。出費はかさみますが、孫が喜ぶならまあいいかな、と」

 たしかに、子や孫の笑顔を見るのはいい気分ですよね。でも、改めてツイッターを眺めていると、「おばあちゃまに教えなくちゃ!」「今年のお盆玉、いくらもらえるかな〜♪」……。続々と出てくる物欲しげな投稿の数々。知らんぷりを決め込んでも、逃げ切れないかもしれない。

※週刊朝日  2016年8月19日号より抜粋

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