『お盆玉』が急速に拡大 命名者はお年玉用のぽち袋などを製造・販売するマルアイ

『お盆玉』が急速に拡大 命名者はお年玉用のぽち袋などを製造・販売するマルアイ

記事まとめ

  • 急速に拡大する『お盆玉』は、お年玉用のぽち袋などを製造・販売するマルアイが命名
  • 日本郵便が2014年、全国2万の郵便局の店頭に商品を設置し一気に認知度が高まった
  • 親世代を中心に「余計な文化を増やすなっての!!」との声が続々と上がっている

賛否両論の“お盆玉” 仕掛け人をプンプンしながら探してみた!

郵便局に「お盆玉袋を置いていますか」というお客の問い合わせが複数入り、日本郵便がマルアイのお盆玉袋に目を付けたのだ。日本郵便は翌14年、全国2万の郵便局の店頭に商品を設置。これで一気に認知度が高まった。

「おかげさまで、今年度の売り上げは初年度の4倍に膨れました。郵便局に置いていただけるなんて願ってもなかったこと。しかもこちらから営業をかけたのではなく、向こうから『設置したい』とお声がけいただいた。正直なところ、この話がなかったら、とっくに撤退していたと思います」

 この不況下に「他力本願」でビッグビジネスが転がり込んできたわけだ。うらやましい限りである。

 一方の郵便局も、「夏に売れる商品ができた」と笑いが止まらない。

「販売は今年で3年目。おかげさまで昨年の売り上げは前年比106%と好評です。お盆に帰省する孫にあげるという、おじいちゃん、おばあちゃんの需要が特に多い。店頭で初めて『お盆玉』という言葉を目にし、興味を持たれて買っていかれる方もいます」(日本郵便広報)

 何がおかげさま、だよ。でもみなさん、お金あげるのがお好きなんですねー。私の財布のひもが固いだけかしら。いやいや、みんながあげるようになると、「私もあげなくちゃいけない」っていう同調圧力にとらわれるんじゃなかろうか。そうした流れはいったん加速すると止まらない。

 東急ハンズ渋谷店も3年前にお盆玉袋の販売を開始。

関連記事(外部サイト)