中国 湖北省の発電所で爆発 21人死亡

中国内陸部の湖北省にある発電所で11日、パイプラインが爆発して21人が死亡しました。中国ではちょうど1年前にも沿海部の天津で大規模な爆発が起き160人以上が死亡するなど爆発事故がたびたび起きていて、安全対策を求める声が改めて高まりそうです。
国営の中国中央テレビなどによりますと、湖北省の当陽にある火力発電所で11日午後、試験操業中に高圧蒸気管と呼ばれるパイプラインが突然爆発しました。
この事故で、現場にいた21人が死亡したほか、5人がけがをし、このうち3人は重傷で病院で手当てを受けているということです。爆発の詳しい原因などは、わかっていません。
中国では、1年前の去年8月12日にも、沿海部の天津にある倉庫会社で化学物質が自然発火して爆薬の原料にもなる別の物質に引火し、大爆発が起きて160人以上が死亡しており、工場などでの爆発がたびたび起きています。
中国政府は、重大な事故が起きるたびに徹底した調査や処分を行う姿勢を強調していますが、今回の爆発を受けて安全対策を求める声が改めて高まりそうです。