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(10日、体操・男子個人総合決勝)

 「個人総合で今回ほど負けるんじゃないか、と思った試合はなかった」

 内村航平(27)は優勝が決まった瞬間、両拳を突き上げた。個人総合でこれほど感情を爆発させるのは珍しい。2位オレグ・ベルニャエフ(22)=ウクライナ=との点差は0・099。着地で1歩動いたときの減点の最少が0・1で、それより少なかった。

 予選と団体決勝で全種目に出場…

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