はやぶさ2が向かう小惑星を撮影 川崎の科学館、天体望遠鏡で
- 科学・環境|共同通信|
- 公開:2016/08/10 16:32 更新:2016/08/10 16:46
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小惑星りゅうぐう(中央の点)。りゅうぐうが止まっているように3枚の画像を合成、周りの星は流れて見える(かわさき宙と緑の科学館提供)
りゅうぐうは、地球と火星の間の軌道を回る直径約900メートルのほぼ球形の小惑星。通常は大型望遠鏡でないと見えないほど暗いが、7〜8月は地球に近づいて18等級ほどとわずかに明るさを増し、専門家にとっては観察の好機とされている。
同館天文担当の佐藤幹哉さんは4日夜、りゅうぐうを狙って撮影。3枚の画像を重ね合わせると、周りの恒星が筋のように流れる中、りゅうぐうが点となって浮かび上がった。