シリーズ第3弾
- ラケットの長さや大きさを知らない
- ボールの動き方を知らない
- どれだけ力を使うかを知らない
- 自分がコートのどの辺に立っているかを知らない
- ボールを打った後、何をしたらいいかを知らない
今日は3つ目の、どれだけ力を使うかを知らない、です。
これに関しては以前に言及しています
軽いコップなどを持つ時と、重いタンスなどを持ち上げる時では、持つ前に出そうとする力が全然違いますよね。コップを持ち上げるときに「よーし」って意気込んで力む人はいないと思います。
この例えに集約されていると思います。
見た物に対して、筋肉に記憶されている過去の情報と照らし合わせて、どれだけの筋肉を稼働させるかを決めているということです。
テニス的には
飛んでくるボールを見て、そのボールの軌道やスピードに対して、Aの強さでラケットを振ればA地点までボールが飛んでいき、Bの強さでラケットを振れば、B地点までボールが飛んでいく。どの強さで振ったらいいかという記憶が、どれだけ体に残っているか、そこが鍵になります。
初心者は、やはりこの記憶が乏しい。
初心者が、効率良くこの記憶をため込んでいく方法として、よく知られているのが
最初は100%の力でラケットを振って結果を見た直後に、50%の力でラケットを振って結果をみるという方法です。
こうやって、自分が出せる力のパーセンテージが一つではないということを思い出して、ラケットやボールに反発力が結構あることをしり、最適な力加減を体に記憶させていきます。