08月11日 19時41分
不正アクセスで入手したインターネット通販大手「楽天」の他人のポイントで商品を購入した事件で、警察は新たに中国人留学生の男を詐欺の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは東京・練馬区の中国人留学生、姜騰達容疑者(23)です。
この事件はことし3月以降、約4万件の楽天の会員のアカウントに不正なアクセスがあり、入手したポイントを悪用して商品が購入されたもので、被害は全国で900万円分にのぼっています。
警察はこれまでにポイントで不正に商品を購入したとして、いずれも中国人留学生で、24歳の女と指示役の21歳の男を逮捕しています。
さらに、ことし5月、姜容疑者が東京・豊島区のコンビニエンスストアで4860円分の避妊用具を不正に購入したとして、詐欺の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、姜容疑者は、インターネットの掲示板で「ポイントで商品を代理購入して届ける仕事」という広告を見て、指示役の男と連絡を取り合い、商品の購入方法などの指示を受けていたということです。
警察の調べに対して姜容疑者は、「私がやったことは間違いないが当時は悪いことだと知らなかった」と供述しているということです。
警察は姜容疑者が不正購入を繰り返していたとみて調べるとともに、一連の犯行には中国人グループが組織的に関わっているとみて捜査しています。
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