2016年08月11日 更新
「航平さんは伝説の人間だ」内村への意地悪な質問に銀メダリストが記者を一喝する
朝から日本中を熱狂させたリオ五輪・体操男子個人総合 内村航平選手の金メダル2連覇。本当にしびれました。
大会前から最強の挑戦者と言われていた2位オレグ・ベルニャエフ選手(ウクライナ)との点差はわずか0・099点。とくに最終種目「鉄棒」からの逆転劇について、バルセロナ五輪の銀メダリスト池谷幸雄さんは朝の情報番組にて奇跡的な展開と評していました。
この結果は海外メディアでも大きく報じられています。
USA misses medals in men's Olympics all-around gymnastics; Uchimura repeats https://t.co/2hzOmbOjdQ pic.twitter.com/BeaCN2awmF
— USA TODAY (@USATODAY) 2016年8月11日
出典:@USATODAY
'Long live the King!'
Kohei Uchimura wins #Gold for #JPN in the All-Around in stunning fashion. pic.twitter.com/bf3ugnBsRF
— NBC Olympics (@NBCOlympics) 2016年8月10日
出典:@NBCOlympics
団体でともに戦った白井選手はスタンドから応援。終了後は感極まったツイートを投稿しています。
こうなりたいと本気で思った。一緒にチーム組んでたなんて思えない。感動とかすごいとかじゃ言い表せないほどの試合でした😂オリンピックにきて良かった。何回もそう思います。ありがとうございますキャプテン。まだまだ頑張りましょう。 pic.twitter.com/qzMdMe37UF
— Kenzo shirai (@kenzo8824) 2016年8月10日
出典:@kenzo8824
#体操 個人総合で見事連覇を果たした内村航平選手のインタビューです。
「嬉しいより、幸せですね」https://t.co/5pBIqleNBU#オリンピック— gorin.jp (@gorinjp) 2016年8月10日
出典:@gorinjp
さらに、試合後に行われた記者会見はお互いの健闘を讃え合う素敵な内容だったそう。
オレグ・ベルニャエフ選手「航平さんは世界で1番クールな人間」
Did you agree with Oleg Verniaiev's high bar score? #ArtisticGymnastics pic.twitter.com/hmLBnMsQjI
— NBC Olympics (@NBCOlympics) 2016年8月10日
出典:@NBCOlympics
まず、記者会見では内村選手へ少し意地悪な質問が投げかけられました。それは鉄棒の採点について。
「あなたは審判に好かれているんじゃないですか?」という質問が飛んだ。内村は淡々と「まったくそんなことは思ってない。みなさん公平にジャッジをしてもらっている」
出典:daily.co.jp
するとこの皮肉的な質問に対して、内村選手と死闘を繰り広げたオレグ・ベルニャエフ選手(ウクライナ)が次のように怒ります。
「審判も個人のフィーリングは持っているだろうが、スコアに対してはフェアで神聖なもの。航平さんはキャリアの中でいつも高い得点をとっている。それは無駄な質問だ」と言い放った。
出典:daily.co.jp
「大変素晴らしい。彼は皆のお手本です。今日の最後の鉄棒は言葉がない。クレイジーとしかいえない」(ウィットロック)
「航平さんを一生懸命追っているが簡単じゃない。この伝説の人間と一緒に競い合えていることが嬉しい。世界で1番クールな人間だよ」(ベルニャエフ)
出典:daily.co.jp
3位マックス・ウィットロック選手(イギリス)もベルニャエフ選手も内村選手の最終演技を絶賛。その発言は心から尊敬している空気感を持っていたそうです。
記者会見は #内村航平 選手とベルニアイエフ選手の褒め合い。リップサービスではなく、本音だというのが伝わってきました。写真は会見後の記念撮影。 #体操 #男子個人総合 #リオ五輪 pic.twitter.com/DjieGSjTiJ
— 金島淑華 (@kimsukhwa819) 2016年8月11日
苦労人オレグ・ベルニャエフ選手がどうしても勝たなければいけなかった背景
この銀メダリスト オレグ・ベルニャエフ選手(ウクライナ ドネツク出身)は2014年11月に出場した世界選手権ドイツ大会以降、すべて優勝している伸び盛りの22歳。
しかし、分裂状態が続く祖国ウクライナからの支援は一切ない苦労人。劣悪な練習環境、支給される給料も月あたり約1万円という状況が続く中、オリンピックに出場していたのです。
Gymnastics – Verniaiev tipped as heir to Uchimura's throne https://t.co/lC8FCpGGSt
— Walter Rathenau (@WalterRathenau) 2016年8月11日
多くのアスリートが国籍を変えて可能性を探る中、オレグ・ベルニャエフ選手にも好条件のオファーが届きます。しかし、彼は母国に残ることを決めました。理由は、母国には家族 親戚 友達がいるから。
「内村は神話的な選手。でも、僕の目標はシンプル、彼と戦うことさ」と、昨年放送された日本のスポーツニュース番組の取材で語っています。
Oleg Verniaiev the REAL CHAMPION pic.twitter.com/bcCiT5pm6d
— Francisco Morteo (@Franciscomorteo) 2016年8月10日
ベルニャエフ選手は、国から支援ほとんどなくて、練習場所も壊れてるとこばっかで、普段の練習は、ケガしないように練習してたらしい
故郷は戦地で、親とも会えんくて、でも母国で練習続けて、それで内村と争って、内村に勝っててもおかしなかった pic.twitter.com/uwz5zg1K67
— 麟太郎 (@SlimShady125) 2016年8月10日
ウクライナチームは、勝利を諦めていた団体戦ではベルニャエフを2種目しか起用せず、この個人総合のためにベルニャエフ選手の体力を温存させていました。
祖国の誇りを懸けて戦っていただけに、ラスト一種目での逆転は悔しかったはず。
それでも内村選手への尊敬の念は一切変わりませんでした。結果が出た後は内村選手とハグ。2人のライバル関係を象徴する、これぞオリンピックの光景でした。
今後も続くであろう内村選手の良きライバル「オレグ・ベルニャエフ」に注目せずにはいられません。



