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【芸能・社会】

林部智史、原点の地・礼文島で熱唱 6年ぶり凱旋 夏祭りで恩返しライブ

2016年8月11日 紙面から

6年ぶりに第2の故郷の礼文島を訪れ、利尻島の利尻富士をバックにポーズを決める林部智史

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 新人歌手の林部智史(さとし、28)が歌手人生の出発点となった第二の故郷・北海道礼文島を6年ぶりに訪れ、10日に同島で開催された「第39回海峡まつり」で凱旋(がいせん)ライブを開催した。

 林部は昨年、テレビ東京系「THEカラオケ★バトル」で年間チャンピオンとなり、今年2月24日にバラード曲「あいたい」でデビュー。甘いマスクと癒やしの歌声で人気沸騰中で、有線全国リクエストチャートで現在9週連続トップ10入りしている。

 道のりは険しかった。高校卒業後、地元山形の看護学校に入ったが、受け持った患者の死をきっかけに心のバランスを崩して退学。原因不明の高熱にも苦しみ、引きこもりの状態になった。

 姉の助言で自分探しの旅に出ることを決意。「ならば一番北から」と考え、2010年4月に礼文島へ。ホテルのホールスタッフとして半年間住み込みの仕事を始めた。6月に地元のスナックに行き、尾崎豊の「OH MY LITTLE GIRL」を歌うと、ギターを伴奏したホテルの同僚・糸井宏徳さん(32)が「その声で歌手にならないのはおかしい」と道しるべを示してくれた。

 お盆の帰省もあり、1年で島が最もにぎわう1日となる「海峡まつり」。6年ぶりに再会したホテルの女将・三井隆子さん(55)らも見守る中、恩返しのステージには約1000人が「おかえりー」と林部の凱旋を大歓迎した。

 糸井さんと一緒にステージに立ち、「あいたい」など7曲を披露。「僕にとっては第二の故郷。今後も礼文を背負って歌い、次はもっと有名になって帰ってきます!!」と宣言した。

 

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