嵐「ただいま〜」　ファンに大接近　９年ぶり横浜アリーナ

　人気グループ嵐が１０日、横浜市の横浜アリーナで９年ぶりのアリーナツアーのファイナルを迎えた。

　最近はもっぱらドームでコンサートを開いてきた嵐が、原点回帰を掲げ、観客との距離が近く、細かい演出まで伝わるアリーナに戻ってきた。

　オープニング曲は５人の心情を映し出したような「ただいま」。松本潤（３２）は「帰ってきたぞ、横浜！」と１万５０００人のファンに向かって叫び、大野智（３５）も「念願かなって９年ぶりのアリーナツアー。嵐が横浜アリーナに戻って参りました」と語りかけた。

　コンサートの演出は昨年のドームツアー「Ｊａｐｏｎｉｓｍ」をアリーナ向けにバージョンアップ。アリーナ中央を貫いて動くムービングステージなどを駆使し、ファンの近くまで大接近した。昨年のドームツアーで習得した特技、二宮和也（３３）のタップダンス、櫻井翔（３４）のドラムなどもあらためて披露。初めて取り入れられた光ファイバー衣装は、観客のペンライトと連動して幻想的な光の空間を創り上げた。

　今回のアリーナツアーは４月２３日に福井県のサンドーム福井で開幕。ドームなら４公演で達成できる１７万４０００人の動員を、約４カ月１７公演かけて達成した。