蹴球探訪
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【プロ野球】燃えた田口 巨人連勝!広島に4.5差2016年8月11日 紙面から
◇巨人5−2DeNA巨人が2連勝。3回に橋本到が先制の2点三塁打。4回に1点を加え、7回には長野の2ランで突き放した。田口は8回途中まで2安打1失点で8勝目。その後は小刻みな継投で逃げ切った。DeNAは8回に2点を返したが、反撃が遅かった。 巨人3年目の20歳の若武者が堂々とチームの原動力となった。初回、2四球のピンチをつくり、筒香を投ゴロ併殺打に打ち取ると、波に乗った。「初球から来ると思ってしっかり腕が振れた。それが良い高さに決まった」。筒香対策も万全だった。 6回2死まで1本の安打を許さず、強力なDeNA打線を封じていった。 田口は3日の中日戦(ナゴヤドーム)では自身初の完封勝利を収めている。その調子を崩さずに中6日を過ごした。2連続完封勝利こそ逃したが、7イニング2/31失点。熱投の134球、2安打4四球7奪三振でチームトップの8勝目を挙げた。 母校・広島新庄高もこの日甲子園初戦に勝利。日中の試合は寮で観戦し試合後、電話で後輩から「頑張りましたよ!次は(田口が)頑張ってください」と応援を受けての登板。気合が入った。試合後には「かっこいいかは分からない。先輩、頑張ったよ」と笑顔を浮かべた。 高橋監督も「完封(の機会)もありましたけど球数的にということで…。期待してローテに入れているが、しっかり回っているし、期待に応えてくれている。本当に良いピッチングでした」と田口の成長ぶりに目尻を下げた。 打撃でも活躍。7回には2死から中前打で出塁、長野のダメ押し2ランを呼び込んだ。 広島生まれの広島育ち。昔からのカープファンで、首位広島を追撃することには複雑な心境かもしれないが、そんなのは構ってられない。「これからも一人を確実に抑えること」と力を込める左腕はローテーションの一角を守り、首位追走に必要不可欠な存在だ。 (園田佳子) PR情報
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