サッカー男子 日本は初勝利も決勝トーナメントに進めず

サッカー男子 日本は初勝利も決勝トーナメントに進めず
リオデジャネイロオリンピック、サッカー男子の予選リーグ最終、第3戦で、日本はスウェーデンに1対0で勝ち、今大会、初勝利を挙げましたが、グループBで3位となり、決勝トーナメント進出はなりませんでした。
ここまで1敗1引き分けの勝ち点1で、グループ3位の日本は、予選リーグ第3戦で同じ勝ち点1のスウェーデンと対戦しました。
日本は勝つか、引き分けたうえで、同じ時刻に行われるナイジェリアとコロンビアの試合の結果次第で、決勝トーナメント進出の可能性がありました。
日本は、ディフェンダーの亀川諒史選手を初めて先発に起用するなど、前の試合から先発3人を入れ替え、「先制点を取ること」をテーマに前半から積極的に仕掛けました。
そして、両チーム無得点で迎えた後半20分に、大島遼太選手のクロスボールを途中出場のミッドフィルダー、矢島慎也選手が押し込んで、今大会、初めて先制しました。
日本は相手の4倍近い19本のシュートで攻め続け、このまま1対0で勝ち、今大会、初勝利を挙げました。
日本は1勝1敗1引き分けで勝ち点を4に伸ばしましたが、同時に行われた試合で、コロンビアがナイジェリアに2対0で勝って勝ち点を5に伸ばしたため、日本はグループ3位となり、決勝トーナメント進出はなりませんでした。

手倉森監督「『谷間の世代』の経験は財産」

手倉森誠監督は試合終了直後のインタビューで、「決勝トーナメントに進めなかったことは運命として受け止めなければならないが、『谷間の世代』と呼ばれた選手たちが、世界で勝ち点をもぎ取れるようになり、世界を経験したのは、これからの日本サッカー界の財産になる。選手たちにはありがとうと言いたい」と話し選手たちをたたえていました。

遠藤主将「結果伴わず悔しい」

キャプテンの遠藤航選手は試合終了直後のインタビューで、「自分たちからアクションを起こすよう試合に臨み、先制点が取れたうえ、無失点で勝てたことはよかった」と振り返りました。
一方、決勝トーナメントに進出できなかったことについては「結果が伴わなかったので悔しい。この経験を今後のサッカー人生に生かし、さらに成長できるよう頑張りたい」と話しました。