箱谷真司
2016年8月7日03時00分
71年前に広島へ原爆が投下された6日、県内でも犠牲者を悼み、平和の尊さを考える催しがあった。筑西市のしもだて地域交流センターアルテリオでは太平洋戦争に関する講演会があり、約50人が参加した。全員で黙禱(もくとう)を捧げた後、戦争体験者やその家族ら約20人が思いを語った。
最初に登壇した同市の尾見又一さん(85)は14歳の時、日本の戦闘機が米軍機に体当たりして炎上する光景を、自宅近くの高台で見た。火だるまになった戦闘機の姿が頭から離れず、毎年春と秋の彼岸には墜落現場へ行って線香を手向けているという。
「亡くなる瞬間はどんな思いだったのか、今でも考えてしまう。戦争だけは絶対にしてはいけない」と訴えた。尾見さんに続き、日立市の空襲や特攻訓練などについて遺族らが語った。
講演会は、市民団体「筑西郷土…
残り:206文字/全文:544文字
有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。
お得なシンプルコース980円が登場しました。詳しい内容はこちら
新着ニュース
注目の動画
おすすめコンテンツ