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 舞鶴市平の舞鶴引揚(ひきあげ)記念館で、新収蔵品展「継がれゆく記憶」(後期)が開かれている。前期とは全面的に展示品が入れ替わり、抑留中の写真や手作りのメモ帳、体験記録画など貴重な資料が展示されている。9月28日まで。

 後期は昨年度に寄贈された紙資料を中心に、642点を展示。うち前後期通じて展示される体験記など書籍類352点以外の290点が3日から新たに展示されている。

 抑留中の写真は、抑留体験者の川原渉さん(故人)の妻が寄贈。抑留者とみられる6人が写っており、同時に寄贈された手記には、1949年6月に仲間とソ連側に撮影してもらったとの記載がある。メモ帳は、抑留されていた磯田佐一郎さん(故人)のめいが寄贈。「北風帖」と題され、収容所や作業の様子、動物のデッサンなどが描かれ、和歌も多く残されている。

 抑留中の体験記録画は、抑留体…

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