面接が10分で終わっただと?
以前から進めていた転職活動だが、これまで中々受けたいと思う会社に出会えなかった。
そんな中、働きたい!と思える会社が見つかり即応募し、なんなく書類は通過。
そして満を持して面接へと突入の流れとなった。
僕は今までにそれほど多くの会社へ面接に行ったことがある訳ではないが、今回の面接で最短記録の10分で面接終了を叩き出してしまった。
一概に僕の態度や表情が悪かった訳ではないと思うのだがこんな一瞬で終わる面接もあるのだと驚愕した。
面接者が多い?
色々と理由を考えてみたが、やはり1番あり得るのはこの理由かと思う。
1日の中で数人から数十人の面接をする場合に毎回しっかりとした質問は難しいのだと思う。
故に質問を決めてそれに淡々と答える(答えさせる)システムだ。
で、今回の面接官の人も非常に淡々としていて、全く笑わないしポーカーフェイスを貫いていた。
最初に質問事項を決めて置いてそれにどう応えるのかを見ていたのだろう。
そういった意味では大したことも言えずに、いそいそと撤退してしまった事は非常に後悔している。
しかし出来る限り前のめりの姿勢で口角を上げまくってお話しさせていただいた。
今回僕は転職エージェントを駆使して面接に臨んでいる為、職務経歴書や履歴書はすでに先方の手元にある。
しかしそれでも今までは職務経歴書と履歴書は持参が当たり前だと思っていたが今回の持ち物は筆記用具のみだった。
この時点で違和感は感じていたものの特に対策が出来ていなかった点が反省点といえる。
具体的な質問内容は?
最初に簡単に自己紹介を済ませ、では「面接を始めさせていただきます」と面接がスタートした。
「これまでの経歴を教えてください」というのが1番最初の質問だった。
これに対して、事前にエージェントの方から出来る限り簡潔に答えるように、と指示をいただいていたので、これまでの経歴とともに業務内容や自分の持っているスキルのみをお話しした。
業務内容やスキルに関しては特に掘り下げる事もせずに本当に簡潔に話した。
ここで大概は「その中で苦労したことは?」や「得意なことは?」など突っ込みがあるはずだ。
僕もその流れを予想していた。
しかし、まさかの「わかりました」で終了。
これには「ん?」何も聞かないの?とキョトンとしてしまったが、まぁきっとこの後に色々とお話ししてくださるのだろう、と楽観視していた。
しかし次に出てきた言葉が「何か質問ありますか?」だった。
「おいおいおい、そりゃないぜとっつぁん。」と頭の中で思いながらも、用意していた質問を順に会社全体の事、現場の事、キャリアプランについて質問した。
大体の面接では、3つも質問すれば充分だと自分の中で認識があった。
そしてそれぞれの質問に対してポーカーフェイスの面接官は淡々と答えてくれた。
そこでちょっと頭の片隅の中で恐れていた事を払拭しつつ、流石に何か質問してくれるだろうという甘えがどこかにあったのだが見事に粉砕された。
「他にも質問ありますか?」
「おいおい、待ってくれよとっつぁん。」と再びルパンが顔を出す。
しかし僕には他に用意していた質問もなくHPをちょっと調べれば分かるような質問をしてしまうのを避けたいという想いもあったので、「ご質問にお答えいただき、ありがとうございます。僕からは以上です。」と答えてしまった。
というよりこの時の僕にはこれ以上の答えが思い浮かばなかった。
そして面接官より、「では、本日の面接は以上になります。」と無情の言葉が飛んできた。
僕はここで挫けてはダメだと満面の笑みで「本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。」と会釈して退室した。
早々と面接は終了した。
反省点
思い返せば反省点だらけの面接であった。
最初の職務経歴を話す段階で簡潔にではなく、もう少し自己アピールすべく、掘り下げて話せばよかったとか、質問も3つではなく5つ用意しておけばよかったなど今になって思うわけだが終わってしまったものは仕方がない。
こういった面接の仕方もあるのだと勉強になった。
まだ面接の結果は出ていないが厳しいだろう。
ここまで自分の事を話せなかった面接は初めてだが、逆にこの面接で面接官はどこを見ていたのだろうか。
次に活かす為にも是非知りたい。
今までにこういった面接経験(面接する側)がある方がいらしたら是非とも教えてほしい。
まとめ
ようやく受けたいと思える会社に出会い、面接まで辿り着けたものの無残な結果に終わってしまった。
まだまだ結果は分からないものの、今の職場を一刻も早く辞めたいという想いが強いので、ようやく出会えた会社に自分の良さや強みを話す前に蹴られるとなると非常に落ち込む。
これからも良いと思った会社は随時受けていく予定だがそれまで僕の心が持つか心配だ。