[PR]

 ロシア連邦保安局(FSB)は10日、ロシアがウクライナから併合したクリミアで、ウクライナ情報当局が計画した破壊工作を未然に阻止したと発表した。

 FSBによると、6日から7日にかけてクリミア北部でウクライナの工作員を摘発。爆発物などを押収した。この際、銃撃戦となり、FSBの要員1人が死亡したという。8日にはクリミアへの侵入を図ったウクライナ国防省の特殊部隊と交戦したロシアの軍人1人が死亡したという。FSBは、ウクライナ側がインフラ破壊などで社会不安を引き起こすことを狙っていたとの見方を示した。

 一方、ウクライナの情報当局はロイター通信に対して、「FSBの発表は偽の情報だ」と述べて、事実関係を否定した。(サンクトペテルブルク=駒木明義

こんなニュースも